日本郵便 Honda Dream TP、2021年も高橋裕紀と小山知良で2クラス制覇目指す/全日本ロード

 株式会社ティー・プロ・イノベーションは2月23日、2021年も全日本ロードレース選手権に『日本郵便 Honda Dream TP』として、ST1000クラスに高橋裕紀、ST600クラスに小山知良を引き続き起用することを発表した。

 1月15日にはホンダが2021年Hondaモータースポーツ活動計画を発表しており、高橋と小山が継続参戦することがアナウンスされたが、2月23日に日本郵便 Honda Dream TPが改めて体制発表を行った。

全日本ロード第1戦SUGO ST600:小山知良(日本郵便 Honda Dream TP)
全日本ロード第1戦SUGO ST600:小山知良(日本郵便 Honda Dream TP)

 ST600クラスを戦う小山は、2000年にGP125で全日本ロードデビューを果たすと初年度にタイトルを獲得。その後、3年間はGP250、2004年に再びGP125に参戦すると2005年からはロードレース世界選手権125ccクラスでフル参戦を開始した。

 125ccクラスでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得して、2007年にはランキング3位に入る。その後、CEV Moto2ヨーロッパ選手権やアジアロードレース選手権などを経験して、2018年から全日本ロードST600クラスに復帰して日本郵便 Honda Dreamのエースライダーとして2019年はチャンピオンを獲得した。

 2020年はランキング3位となったが、再びタイトル獲得を目指して新型のホンダCBR600RRを駆り戦う。

全日本ロード最終戦鈴鹿 ST600:小山知良(日本郵便 Honda Dream TP)
全日本ロード最終戦鈴鹿 ST600:小山知良(日本郵便 Honda Dream TP)

 チーム4年目の小山は「去年もそうでしたが、前年の自分自身を超えるレースをして行きたいですね。若手ライダーが成長してきているので、僕も負けないようにレーシングライダーとして成長して、毎レースで勝ちにこだわって臨もうと思っています。今年は、ホンダCBR600RRが新型になりますし、デビューイヤーチャンピオンを目指して全力を尽くします」とコメントした。

2020年全日本ロード最終戦鈴鹿:ST1000初代王者に輝いた高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)
2020年全日本ロード最終戦鈴鹿:ST1000初代王者に輝いた高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)

 ST1000クラスにエントリーする高橋は、2000年に全日本ロードのGP125でデビューを果たしたライダーだ。2002年にGP250に昇格しランキング7位でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、2004年にチャンピオンに輝くと2005年からロードレース世界選手権の250ccクラスにフル参戦した。

 ロードレース世界選手権では2006年に250ccクラスで2勝を挙げ、2009年にはMotoGPクラスにも参戦。2010年からはMoto2クラスで1勝を挙げる活躍を見せた。

 そして2014年に全日本ロードに復帰するとJ-GP2クラスで2度タイトルを獲得。2016年からJSB1000クラスで戦い、2020年は新設のST1000クラスでホンダCBR1000RR-Rを駆り初代チャンピオンに輝いた。今季は全日本ロードST1000クラスとF.C.C. TSR Honda FranceからFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦するためダブルエントリーとなる。

EWC:2021年シーズンのF.C.C. TSRホンダ・フランスは高橋裕紀を起用
EWC:2021年シーズンのF.C.C. TSRホンダ・フランスは高橋裕紀を起用

 高橋は「昨年は、日本郵便 Honda Dream TPの一員としてST1000クラス初代チャンピオンという目標を達成でき、とてもうれしい経験ができました」と述べた。

「今シーズンも昨年の経験を生かして、もっとホンダCBR1000RR-Rを速く走らせることができるようにチーム一丸となって戦って行きたいと思っています。コロナ禍のため、まだ不便な部分が多いですが、いい結果を残し、少しでも明るい話題をお届けしたいですね」

2020年全日本ロード最終戦鈴鹿 ST1000:高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)
2020年全日本ロード最終戦鈴鹿 ST1000:高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)

 また、日本郵便 Honda Dream TPの手島雄介監督は以下のように語った。

「まずは、未だに続く新型コロナによる影響が大きい中、このように2021年シーズンの体制を正式に発表できますことを、日本郵便株式会社、本田技研工業株式会社を始め、多くのご支援頂いております、ご協賛企業の皆様へ感謝申し上げます」

「また、いつも応援をしていただいているファンの皆様にも重ねて御礼申し上げます。今シーズンも布陣の変更はありませんが、ライダーを中心に“レースの結果が後押しになる”プロジェクトをテーマに、モータースポーツの価値、可能性を皆様に共感していただける活動に邁進して参ります。2021年シーズンもよろしくお願いいたします」

 世界でも実績のある全日本ロードチャンピオン経験者のふたり。2021年は高橋がST1000クラスで連覇を果たし、小山がST600でタイトルを奪い返し、日本郵便 Honda Dream TPが2クラスを制覇するだろうか。