「GRヤリスに相応しい一本がここにある」ラリーチームも注目するワークZR10の魔力【最強ホイール解体新書】

「GRヤリスに相応しい一本がここにある」ラリーチームも注目するワークZR10の魔力【最強ホイール解体新書】

ワークの拘りが凝縮したアニバーサリーモデル

シリーズ最軽量を実現したエモーションZR10

ワークエモーションのシリーズ20周年を記念して2020年にデビューした『ZR10(ズィーアールテン)』は、エモーションシリーズ最軽量スペックを目指した野心作だ。

デザインは、スーパーGT由来の10本スポーク形状を採用。大胆な弧を描くディスク面は、立体的な表情を作り出すとともに深いコンケイブを主張する。駄肉を落としつつ高剛性を確保しているが、そのスペックを鋳造で実現することによって高いコストパフォーマンスも実現しているのも見逃せない。

リムは2段構造とすることで剛性を確保。また、タイヤとの嵌合にも強い拘りを持っており「どのような入力があってもタイヤの性能を発揮できる」と、ラリードライバー達からの評価も高い。


センターホール周辺にも軽量化への拘りが見受けられる。中央のくぼみは、一般的にはハブ面に対して垂直とされるが、ZR10の場合はマイナスの角度にえぐられているのだ。スポーク部のラインもただ削るのではなく、曲面を巧みに使って剛性を確保。こういった数々の細やかな工夫によって軽さと剛性を両立させているわけだ。

カラー設定は4種類の標準色に加え、キャンディレッド、光の当たり方によって色が変わって見えるアステリズムなどが選べる”カラリズム”も設定。スポークステッカーもオプション設定されているアイテムだ。

モデル車両のウェルパインモータースポーツGRヤリスが履いているのは、8.5Jプラス38×18インチ。30mm程度落としてきたという車高とも相まって、絶妙なスタイリングに仕上がっている。「ラリーでは8Jサイズまでしか使えないんですが、ベストマッチだと思います。この競技においては同じワークさんのMCOレーシングが定番なんですが、ZR10を好むドライバーも結構いるんです」とはウェルパイン松井さん。

スポーツホイールとして高いスペックを実現しつつ、サイズやカラーを含めて豊富なバリエーションを用意するZR10。高剛性かつ軽量なアニバーサリーモデルへ注がれた、この美しき躍動感は見逃せない。

●製品仕様
WORK ZEAST ST3
価格:3万円〜6万円

サイズ:15×5.0J〜19×10.5J

●問い合わせ:ワーク TEL:06-6746-2859