アストンマーティンF1代表、ベッテルの要望に耳を傾け「最高の調子を取り戻せるようにする」と主張

 アストンマーティンF1のチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、今年はチームがセバスチャン・ベッテルの“要望やニーズ”のすべてに耳を傾け、4度の世界チャンピオンである彼からベストな力を引き出すようにすると述べている。

 ベッテルはフェラーリからアストンマーティンへ移籍し、新たな章を開く。フェラーリで事実上シャルル・ルクレールの影になり、困難な2年を過ごした33歳のベッテルは、そこで運命を好転させようとするだろう。

 サフナウアーは、アストンマーティンがベッテルに新たなホームを提供できるという信念を繰り返した。53回のグランプリ優勝者であるベッテルは、新たな環境で落ち着きを取り戻し、グリッドの先頭集団で戦えるという。

「これまでにも言ってきたし、これからも言い続けるが、33歳にしてF1マシンを速く走らせる方法を忘れることはない」とサフナウアーは3月3日(水)に行われた2021年のチーム発表会の後でメディアに語った。

「だから要因は他にあるはずだ。我々はそうした要因を取り込まないように、そしてそれらを軽減するために、たゆまぬ努力をするつもりだ」

「肩に腕を回して勇気付けるということは、誰もが彼の要望とニーズに耳を傾けることを意味している。そして確実に彼がマシンを気にいるように、そしてセットアップが彼が望むものになるように、我々は懸命に取り組んでいく」

セバスチャン・ベッテルがアストンマーティンF1の2021年型『AMR21』のシェイクダウン

「我々には気を配るべきふたりのドライバーがいる。過去に我々がやって非常にうまくいき、将来もそうなることを期待していることだが、ふたりを平等に扱うことが、セブが必要としているすべてのことだと思う」

「そして彼がマシンを暴走させることなく、本来の彼のように走行させることができれば、我々は彼の能力を最大限に引き出すことになるだろう」

 ベッテルがアストンマーティンに加入したことで、チームメイトのランス・ストロールは、ベッテルという新たなベンチマークが生み出す、さらにレベルの高い挑戦に立ち向かうため全力を尽くさなければならないだろう。しかしサフナウアーは、F1で5年目を迎えるストロールは期待に応えることができると確信を持っている。

「セバスチャン・ベッテルに勝つには、懸命に取り組まなければならない。セバスチャンは素晴らしい職業意識を持っている。そして我々は、セバスチャンが確実にチームで快適な状態でいられるように全力を尽くしている。我々が彼を最高の調子に戻すのだ。非常に興味深いことになるだろう」

「ランスはそうする気があるだろうか? もちろんだ。だが先にも言ったように、多くのハードワークが必要だ。それにセバスチャンはチームメイトを打ち負かそうとするつもりだろう」

2021年にアストンマーティンF1チームで走るセバスチャン・ベッテルとランス・ストロール
2021年にアストンマーティンF1チームで走るセバスチャン・ベッテルとランス・ストロール