フェラーリF1代表、2021年も全戦には帯同せず。ファクトリーで2022年型マシン開発に注力

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、2022年のマシンの開発に集中する時間を作るために、2021年は帯同しないレースが増えることを認めた。

 ビノットは2020年シーズン、第14戦トルコGPと第15戦バーレーンGPにおいてチームには帯同せず、自分がトラックサイドにいないことでチームがどのように動くかを見ていた。その後、体調不良のためシーズン最終戦アブダビGPに行くことができなかったが、彼にとってぴったりのテストとなった。

 その結果ビノットは、今年は23レースのすべてに帯同することなく、チーム運営の他の面に集中する時間を作ることができると分かり安心したと語った。

「私は2021年もすべてのレースには帯同しないつもりだ」とビノットは認めた。

「管理すべき企業があり、それはサーキットでのレースの週末だけのことではない」

「マラネロでは多くの事が動いている。多くの人々や活動をマネージメントし、調整しなくてはならない」

「もちろんシーズンの始まりには会場に向かう予定だ。少なくとも最初にパフォーマンスを確認することはとても重要なことだ。レーストラックですべての事がきちんと機能しているか確認するためにもね」

「しかし、ある段階で私はいくつかのレースには行かずに、2022年に向けて集中するためにマラネロに戻るだろう」

マッティア・ビノット(フェラーリ チーム代表)
チームの体制発表会に出席したマッティア・ビノット(フェラーリ チーム代表)

 だが物理的にグランプリレースのパドックにいないからといって、ビノットが週末のレースイベントに関与しなくなるというわけではない。

「マラネロには『リモートガレージ』があるので、私は常にレーストラックと直接連絡を取り合う」

 またビノットは、自身がグランプリに帯同できなった場合にはチームのスポーツディレクターであるローレン・メキーズが優れた仕事をしてくれると期待している。

「彼は昨年レースの週末に、チーム全体を動かし、率いていけることを証明した。そういうわけで、この選択や、レーストラックに行かない時があることに懸念はない」

 もし今シーズンの23レースがすべて予定通りに行われたとしたら、それはチャンピオンシップの歴史上最長となり、F1の10チームで働くすべての人々にとって、さらなる負荷となるだろう。

「とても長くなるだろうね、そして後半はとても過密になるだろう。そして2022年に直面する大きな課題もある」

 ビノットは、来たる次のシーズンに実施される大きな技術面の変化に対する挑戦があるため、チームは2021年型マシン『SF21』に多くの時間をかけるよりも、2022年のマシンにより集中するだろうと述べた。

「我々の2021年の焦点は、2022年のマシンを開発することであり、それが主な目標になるだろう」

ローレン・メキーズ(フェラーリ スポーツディレクター)
2020年F1第7戦ベルギーGP ローレン・メキーズ(フェラーリ スポーツディレクター)