フェラーリF1代表「2021年型『SF21』では直線スピードが大幅に向上」と自信示す

 スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウは、2月26日、2021年F1チーム体制発表会をオンラインで開催し、レギュラードライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.という新ラインアップを正式に紹介、チーム代表マッティア・ビノットがスピーチを行った。

 チームはまず、ビノット代表とドライバーふたりのコメント等を紹介する動画を公開、その後、マラネロのフェラーリ美術館のスタジオで、3人がオンラインイベントを行い、300人以上のファンが参加した。

フェラーリF1の2021年体制発表会でのカルロス・サインツJr.
フェラーリF1の2021年体制発表会でのカルロス・サインツJr.

フェラーリF1の2021年体制発表会でのシャルル・ルクレール
フェラーリF1の2021年体制発表会でのシャルル・ルクレール

 ビノット代表はイベントにおいて、2021年シーズンへの強い決意を語った。

「2021年は特に困難な一年になるだろう。厳しい昨シーズンを経た我々は、選手権においていい成績を出す必要があることを承知している。今年はレギュレーションによってマシンを大きく変更することができないこともあり、昨年のマシンのの進化型を走らせることになる。そういう意味で過渡期の1年ではあるが、それでも勝ちたいという意志を示すことが重要だ」

「SF1000の問題点を特定し、規則で許されるすべてのエリアでマシンの改善を行った。新しいエンジンを導入し、空力面を改良し、リヤエンドをモディファイした。いい結果を出せることを願っている。コース上でマシンを走らせ、ライバルたちに挑戦し、自分たちがどれぐら良い仕事をしたかを確認する日が待ち遠しい」

シャルル・ルクレールの2020年型フェラーリSF1000
シャルル・ルクレールの2020年型フェラーリSF1000

 ビノットは、2021年型『SF21』は昨年型に比べてスピードが大幅に向上したと考えている。フェラーリは2020年にはランキング6位に沈み、表彰台獲得回数はルクレールとセバスチャン・ベッテル合わせて3回にとどまった。

「去年の一番の問題は直線スピードにあったと思う。パワーとドラッグ両方の問題があった」とビノットは語った。

「我々はパワーユニットを改善し、ドラッグを減らすためにマシンの空力面の向上にも取り組んだ」

「現時点でのシミュレーション、ダイナモでの出力、風洞でのドラッグについてのデータから考えて、直線スピードを大幅に取り戻したと考えている」
「従って、スピードは大きな問題にはならないものと期待している」

「高い競争力を発揮したいと考えているが、事実はバーレーンで走ってみるまでは分からない。ライバルたちの状況と比較する必要があるからだ」

「それでも我々のマシンは昨年型より効率的なものになったという確信がある。効率的というのは、空力面とパワーユニットの両方の面を指して言っている」

 しかしビノットは、チャンピオンであるメルセデスに簡単に追いつけるとは考えていない。
「コースを実際に走るまでは自分たちの位置は分からない。現実的に物事を考える必要がある。昨年、ベストだったチームとの差はとても大きかった。一度の冬で取り戻せるようなギャップではない」

「我々がすべき仕事は明らかだ。イタリアの卓越性の象徴であるフェラーリのフラッグを代表し、敬意を払わねばならない」

「どのチームであってもミスが発生する可能性はある。だが我々はミスを少なくし、ほとんどないか、全く冒さずに戦いたい。高いレベルの健全な競争力を楽しめることを期待している」

フェラーリF1の2021年レーシングスーツを着用したカルロス・サインツJr.とシャルル・ルクレール
フェラーリF1の2021年レーシングスーツを着用したカルロス・サインツJr.とシャルル・ルクレール