時と宇宙がテーマのビスポーク仕様、20台限定の「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」登場 【動画】

時と宇宙がテーマのビスポーク仕様、20台限定の「ロールス・ロイス  ファントム テンプス コレクション」登場 【動画】

Rolls-Royce Phantom Tempus Collection

ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション

カイロス・ブルーを纏い20台限定でリリース

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、フラッグシップリムジン「ファントム」に、時間、天文現象、宇宙の無限の広がりにインスパイアされたデザインを施す「ファントム テンプス コレクション」を発表した。このスペシャルモデルは世界限定20台のみが製造される。

ファントム テンプス コレクションのために新開発されたビスポークペイント「カイロス・ブルー(Kairos Blue」は、夜空の星を模した微妙なきらめきを表現する雲母のフレークが採り入れられた。さらに、インテリアには光ファイバー照明と、複雑な模様を描く特注の刺繍を組み合わせた「パルサー・ヘッドライナー」が採用されている。

宇宙をテーマに仕上げられた限定モデル「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」

時を超越した価値を目指すロールス・ロイス

ロールス・ロイス・モーターカーズのトルステン・ミュラー=エトヴェシュCEOは、ファントム テンプス コレクションについて、次のようにコメントした。

「この1年の出来事は、私たちのお客様だけでなく、多くの人を悩ませることになりました。そしてこの期間、私たちは時間とどう向き合うのか改めて考えることになりました。この歴史のなかで、人の一生は儚いものです。私たちのお客様はロールス・ロイスが提供する、時間を超越したユニークな永続性に慰めを求めています」

「誰もが知っているように、時は決して止まることはなく、誰をも待ってくれません。それゆえに私たちは時間を管理し、説明し、最小の単位まで測ろうとしています。 ファントム テンプスでは、意図的に時計がない世界を展開し、時という制約を排除した空間を創り出しました。ロールス・ロイスのお客様は時間に縛られることなく、外界からのプレッシャーや要求を忘れることができるでしょう」

「ファントム テンプスは、宇宙の中で自分の居場所を探しながら、世界を形づくる人のための1台です。才能や与えられた機会がどうであれ、私たちは同じ時間を与えられていることを理解しています。それぞれの時間をどう活用するのかは、私たち次第なのです」

宇宙をテーマに仕上げられた限定モデル「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」

天体から発生する美しい光をヘッドライナーに表現

ファントム テンプス コレクションのデザインは、「時間」と「宇宙」に関する様々な美的・知的テーマを含んでいる。そのなかでも特に重要なのが、天文現象の「パルサー(Pulsar)」だ。パルス状の光線や電波を発生するこの天体は、1967年に英国ケンブリッジ大学の電波天文学者ジョスリン・ベルによって発見された。非常に密度が高く、白く熱いこの天体は、規則的なパルス状の電磁波を放出。宇宙で最も正確な時間を刻んでいる。

ファントム テンプスではこの驚くべき天体による光を、光ファイバーと複雑な特注刺繍で構成された美しいパルサー・ヘッドライナーとして表現。ビスポーク仕様の「スターライト・ヘッドライナー」が完成している。

宇宙をテーマに仕上げられた限定モデル「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」

フェイシアに配された100本のアルミニウム製柱

時が表すもうひとつの側面である“静止”に関しては、「フローズン・フロウ・オブ・タイム(Frozen Flow of Time)」で表現。このユニークなアートワークは、時間とその制限からの自由を示すために、時計が意図的に省略されたフェイシアのなかに収められている。

アルミニウムの1枚板から削り出された100本の支柱は、パルサーの自転周期である1億年という時間を表現。それぞれの柱はブラックアルマイト処理されており、光を美しく反射するように職人の手で研磨されている。パッセンジャーの視線が100本の柱に沿って移動すると、止まっているにもかかわらず美しい波紋を描き、動きを持って屈曲しているようにも見える。

さらにグローブボックスにはアルベルト・アインシュタインが残した有名な言葉、「The distinction between past, present, and future is only a stubbornly persistent illusion(過去、現在、未来の区別は、人々が頑なに信じ続けている幻想に過ぎない)」が刻まれた。

ドアの内張りには渦を巻いている星雲のパターンが描かれている。何百ものイルミネーションは、パーフォレーション(ミシン目)よって製作。レザーにコントラストとして入れられたこのミシン目は、深みと特徴的なディテールを加え、イルミネーションが点灯していなくても神秘的なオーラを醸し出している。

宇宙をテーマに仕上げられた限定モデル「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」

スピリット・オブ・エクスタシーに特別な日付を刻印

エクステリアは、宇宙の闇と神秘性を表現した、ビスポーク仕様のカラー「カイロス・ブルー」がチョイスされた。このボディカラーは、宝石のようなブルーマイカの雲母フレークが組み込まれており、光を受けてキラキラと輝く様子は星を表現。この煌めく表現は、ブラック・エクステリア・ディテールを組み合わせたことで、さらに強調されている。

ボンネットを飾るロールス・ロイスの象徴「スピリット・オブ・エクスタシー」には、それぞれのオーナー自身の特別な日付と場所を刻印。結婚記念日、子息の誕生日、あるいはビジネスの成功など、この象徴的なマスコットの台座には時を超えた思い出を刻むことができる。

宇宙をテーマに仕上げられた限定モデル「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」

専用シャンパン・チェストを開発

ファントム テンプス コレクションのためだけに、ユニークなアクセサリーが開発された。「テンプス・シャンパン・チェスト(Tempus Champagne Chest)」は、高い人気を誇るロールス・ロイス製シャンパン・チェストをベースに、今回の特別仕様の特徴的なエッセンスが採り入れられている。

テーブル面にはパルサーのアートワークがハンドペイントで描かれた。その下の完璧に整えられたケースには、シャンパンとキャビアを冷やすための冷蔵室、V12エンジンのシリンダーをイメージした手吹きクリスタル製シャンパンフルート4本、上質な真珠層で作られたキャビアスプーンなどが収められている。

宇宙をテーマに仕上げられた限定モデル「ロールス・ロイス ファントム テンプス コレクション」

発表時点で20台すべてがソールドアウト

発表時点で20台すべてのファントム テンプス コレクションがソールドアウトとなったことを受けて、エトヴェシュCEOは次のように喜びのコメントを付け加えている。

「ファントムは私たちのラインナップの最高峰に位置する存在です。このような特別仕様車を製作することは、私たちにとってもお客様にとっても、とても大切な時間となりました」

「ファントム テンプスでは、時間、宇宙、そして相対性理論を掲げた天才物理学者など、壮大なテーマからインスピレーションを得ました。20台すべてが予約済みとなったことは、これらのテーマが世界中のお客様の心に響いたことを示しています」