STIがモータースポーツ活動会見で「電動化への対応」について触れる

 2月22日、スバル/STIは富士スピードウェイで2021年のモータースポーツ体制発表を行ったが、スーパーGTや全日本ラリー選手権等の2021年の活動について触れた後、スバルテクニカインターナショナル(STI)の平岡泰雄代表取締役社長は、「電動化の対応についてご説明致します」と切り出した。

 スバルが100%出資するSTIは、スバルのモータースポーツ活動を担うほか競技用、ストリート用のパーツやグッズの販売、ユーザーサポート、コンプリートカーの企画・開発、イベント等を担うが、2021年のモータースポーツ活動の発表に続き、平岡社長は「最後に、電動化の対応についてご説明致します」と切り出した。

「エンジンを使ったレースは次第に縮小し、電動化の波が押し寄せてきています。世界的に電動化の取り組み、モータースポーツへの取り組みも盛んになりつつあります」と平岡社長は、近年のモータースポーツの状況について語った。

「モータースポーツが電動化されましても、我々STIは“STIらしさ”を失わず、ファンの皆さまとのコミュニケーションを大切にし、このコミュニケーションを通じて楽しんでいただきたい、またこれが非常に重要だと考えております」

 世界的に進むモビリティの変化のなかで、スバルは現状電気やハイブリッドを使ったモータースポーツ活動はまだ行っていない。ただ市販車では、2020年12月にヨーロッパでトヨタとプラットフォームを共有した、フォレスターに近いSUVサイズのEVを準備していると公表している。

 欧州メーカーやニッサンのように、電動化を積極的に打ち出し、フォーミュラE等のEVレースに取り組んでいるメーカーとはスバル/STIは現状スタンスが異なるが、こうしてモータースポーツの体制発表会で電動化について“あえて”触れられることは、少々珍しいことでもある。

 平岡社長は「本日は残念ながら具体的な内容についてはご説明できませんが、そうした電動化に対する準備も着々と進めているということをお伝え致します」と発言し発表を締めくくったが、現状については平岡社長の発言がすべてで、この件については質疑応答も受け付けられなかった。今後、どういった取り組みが表面化してくるのか気になるところだ。

2月22日、富士スピードウェイでモータースポーツ体制発表を行ったスバルテクニカインターナショナル(STI)の平岡泰雄代表取締役社長
2月22日、富士スピードウェイでモータースポーツ体制発表を行ったスバルテクニカインターナショナル(STI)の平岡泰雄代表取締役社長