新型コロナ禍の影響? 近所のコンビニや知人宅など短距離移動でもクルマに乗る人が半数以上

■通勤や送迎、中にはゴミ捨てにもクルマを利用

新型コロナ禍の影響で、「密」になる公共交通機関を避けて、クルマでの移動を選ぶ人が増えているといわれる昨今。

カーリース事業の「おトクにマイカー定額カルモくん」を運営するナイルでは、自家用車を持っている全国の男女1363名に、月平均でどれくらいクルマに乗っているかや移動の用途などについて、インターネット調査を実施しました。

それによると、月平均で100km以下と、移動距離が比較的短い人が最も多いことが判明。また、最寄りのコンビニやご近所の家に行くといった、近距離移動にもクルマを使う人が60%を超えるほか、ゴミ捨てにも使うなど、日々の生活でクルマを利用する人が多いことも分かりました。

●1ヵ月の移動距離は100km以下が最多

今回のアンケートは、2021年1月8日〜1月20日の期間、つまり今も続く新型コロナ禍による緊急事態宣言下で実施されました。アンケートの対象者は、前述の通り、自家用車を持っている全国の男女1363名。それらの中に自粛要請などの対象となる10都府県の在住者がいるかどうかは明らかになっていませんが、非対象の自治体でも、時勢を考えればコロナ禍の影響がある期間であることには間違いありません。

近所のコンビニや知人宅など短距離移動でもクルマに乗る人が半数以上
クルマの移動距離に関するアンケート結果(出展:ナイル株式会社)

そういった状況下で行われた調査では、まず「月平均でどのくらいクルマに乗っていますか?」という質問をしています。その結果、1060人から回答があり、「0〜100km」という人が32.0%と最多になりました。

これについてナイルでは「土日しか乗らないといった人もいる一方、移動距離が短くてもクルマ以外の交通手段がないことからクルマが必要とする方も一定数いることが予測されます」と検証しています。

また、1ヵ月で1000km以上乗る人も29.5%いることで「クルマが主な移動手段になっている方も相当多いことが予測できる」としています。

さらに、アンケートでは、「クルマで移動するのはどのくらいの距離からですか?」という質問も実施しています。

近所のコンビニや知人宅など短距離移動でもクルマに乗る人が半数以上
移動にクルマを使うのはどれくらいの距離からかに関するアンケート結果(出展:ナイル株式会社)

その結果、「1km以上から」と答えた人が27.4%と一番多かったものの、「500m以内から」「501m以上から」「2km以上から」でもそれぞれ同じような割合での回答があることが判明。これらにより、比較的近い距離でもクルマを利用している人は多いことが分かりました。

●クルマで移動する用途は?

今回の調査には、複数回答可で「クルマで移動するという用途をすべてお答え下さい」といった質問もありました。その結果は以下の通りです。

1位:「趣味(ドライブ)」 56.8%
2位:「送迎」 53.7%
3位:「最寄りのコンビニに買い物」 47.1%
4位:「通勤」 46.6%
5位:「仕事(社用)」 19.1%
6位:「ご近所の家に行く」 13.0%
7位:「ゴミ捨て」 9.8%
8位:「駐車場への移動」 9.2%
9位:「通学」 5.2%
10位:「ガレージへの移動」 4.2%

以上のように、主な用途としては「趣味(ドライブ)」が56.8%と最多だった一方、「送迎」53.7%、「最寄りのコンビニに買い物」47.1%、「通勤」46.6%など、日常生活の中でも、ほぼ移動にはクルマを必要としている人が多いことも分かっています。

近所のコンビニや知人宅など短距離移動でもクルマに乗る人が半数以上
クルマの移動用途に関するアンケート結果(出展:ナイル株式会社)

特に最寄りのコンビニやゴミ捨て、近所の家に行くなどでも、歩くことよりもクルマを使用するという人も多いようです。ちなみに、上記の回答以外では「通院」「旅行」「ゴルフ」「子どもの寝かしつけ」などがありました。

●生活にクルマが必要な人はまだまだ多い

調査を行ったナイルでは、これらの結果により、「何をするにもクルマが必要という方が一定数いることがわかりました。それだけクルマがなくては生活できない環境がまだまだ日本にはあるということでしょうか」と言及しています。

今回のアンケートに回答した人たちの居住地は前述の通り、明らかにはなっていませんし、年齢層なども不明です。ですが、特に地方都市などでは、クルマがないと生活ができないエリアもまだまだ多く存在します。

近所のコンビニや知人宅など短距離移動でもクルマに乗る人が半数以上
特に、地方ではクルマがないと生活できないエリアもいまだ多い

筆者の実家がある福岡県久留米市でも、80歳を超える父がいまだにクルマの運転をしています。バスなどの公共交通機関の路線が少なく、普段の買い物や足が悪い母の病院への送迎などには、クルマがないと移動できないためです。

最近、高齢ドライバーの事故などが問題になっているため心配ですが、背に腹は代えられないのが実情です。少しでも事故のリスクを減らすため、現在、父には自動ブレーキ付きの軽自動車に乗ってもらっています。

そういった地方の事情に加え、新型コロナ禍の影響により「密」を避けて移動するための手段として、クルマの利用がさらに推し進められているのでしょう。これからも、クルマが趣味はもちろん、私たちの生活をよりよくするための乗り物であり続けることに期待します。

(文:平塚 直樹 *写真は全てイメージです)