ジャン・アレジとルネ・アルヌーがヒストリック・モナコGPに出場。フェラーリ 312B3をドライブ

 元F1ドライバーであるルネ・アルヌーとジャン・アレジは、今年のヒストリック・モナコGPに出場し、1974年のスクーデリア・フェラーリのF1マシン『フェラーリ 312B3』をドライブする予定だ。

 アルヌーとアレジは、ドイツのチーム『メトセラ』の招待で、1974年仕様のフェラーリ312 B3をドライブする。このマシンはかつてモナコでのレースで、フェラーリのニキ・ラウダとクレイ・レガッツォーニが走らせたものだ。

 フェラーリ312 B3は1974年シーズンに3回優勝を飾っている。第4戦スペインGPでのラウダのF1初優勝は、シーズンのハイライトであり、フェラーリの復興とも言える出来事だった。

 ルノーとフェラーリで7度のグランプリ優勝経験を持つアルヌーは、昨年のヒストリック・モナコGPにメトセラから参加する予定だったが、歴史的イベントは新型コロナウイルスのパンデミックによって中止の憂き目にあった。

 長年にわたりグッドウッドを訪れている72歳のアルヌーは、2021年は若いチームメイトと戦うことになる。それが56歳のアレジだ。彼もまた元フェラーリのドライバーであり、モナコ公国の華やかな通りでの勝負に決して屈するつもりはないだろう。

 アルヌーとアレジは1973年〜76年時代の3リッターF1マシンをグリッドで駆る唯一のF1ドライバーというわけではないようだ。モナコに拠点を置くアレックス・カフィも、1976年のエンサインN176でレースに参戦するという。

 中止された2020年のイベントでは、F1世界選手権の70周年が祝われるはずだった。2021年のイベントでは、モナコ自動車クラブ(ACM)がフェラーリブランドの偉大さに敬意を払い、フェラーリの最初のF1優勝70周年を祝うという。それを達成したのはアルゼンチン人ドライバーのフロイアン・ゴンザレスで、1951年のシルバーストンでのことだった。

 ACMは、このイベントに向けて170のエントリーを受け付けた。そのなかには2012年のスペインGP優勝者パストール・マルドナドもいる。彼は1937年のマセラティ4CMでセリーAの戦前クラスに参戦するという。貴重なマシンが適切な条件の保険でカバーされるていることを願うばかりだ……。

 ヒストリック・モナコGPは4月23日から25日に開催される。その1カ月後には、モンテカルロで2021年F1世界選手権の第5戦モナコGPが行われることになっている。

2006年に行われたヒストリック・モナコGPでもドライブされたフェラーリ 312B3
2006年に行われたヒストリック・モナコGPでもドライブされたフェラーリ 312B3