車重1000kg未満のクラシックなボディに450hpエンジン搭載! ボルボ P1800 シアンが雪上・氷上テストを敢行 【動画】

車重1000kg未満のクラシックなボディに450hpエンジン搭載! ボルボ P1800 シアンが雪上・氷上テストを敢行 【動画】

Volvo P1800 Cyan

ボルボ P1800 シアン

路面μの低い氷上・雪上路における走行テスト

世界ツーリングカー選手権(WTCC)などで活躍するスウェーデンのレーシングディベロップメント「シアン・レーシング(Cyan Racing)」は、1960年代のスポーツカーを現代に蘇らせた「ボルボ P1800 シアン」を発表。現在、デリバリーに向けて開発を続けている。

2020年12月、シアン・レーシングのチーフエンジニアで、このプロジェクトマネージャーを務めるマティアス・エベンソンと彼のチームは、ボルボ P1800 シアンでスウェーデン北部へと向かい、雪と氷の世界で走行テストを行った。

「ボルボ P1800 シアンの開発においては、現代のパフォーマンスカーが持つパワーや重量、パフォーマンスから離れ、私たちの方向で過去と現在の“ベスト”を融合させようと考えました」と、エベンソン。

極寒のスウェーデン北部で行われた「ボルボ P1800 シアン」のテスト

北極圏に近いスウェーデン北部オーレを走行

開発チームは、スウェーデン・イエテボリにあるシアン・レーシング本社から、ボルボ P1800 シアンで北へ1000km移動。エベンソンの故郷オーレの凍結湖とハイスピード圧雪路を走行した。このテストでは、北極圏に近い厳しいコンディションでその性能の限界を探っている。

「今回の遠征で心を打たれたのは、ボルボ P1800 シアンがとても運転しやすく、長距離ドライブも苦ではないということでした。そして、このクルマに込めた最高に楽しいドライビング特性は、グリップレベルの低い路面を滑らせることでさらに増幅されました」

「あらためてボルボ P1800 シアンの基本コンセプトは間違っていなかったと確信しています。サーキットはもちろん、ウェットでツイスティなカントリーロード、そして今回のような圧雪路でも、まったく問題なく走ってくれました。ステアリングを握った誰もが、自信を持ってコントロールできると実感するでしょう」

「こういったコンセプトは、現代のパフォーマンスカーでは失われてしまっています。私たちにとっても、基本に立ち返る素晴らしい機会になりました」

極寒のスウェーデン北部で行われた「ボルボ P1800 シアン」のテスト

ドライバー自身に委ねられたマシンコントロール

ボルボ P1800 シアンの重量は1000kgを切っており、ドグミッション、さらに現代的なドライビングアシスタント機能も一切搭載されていない。2.0リッター直列4気筒ターボエンジンは、レーシングカーのボルボ S60 TC1と同様のエンジンをベースにしており、最高出力420hp・最大トルク455Nmを発揮する。

「私たちが目指してきたのは、現代のパフォーマンスカーのようにパワーと重量を電子制御に頼ってコントロールするのではなく、ドライバー自身の手に委ねることでした。その思想はエンジンレスポンスやシャシーバランス、軽量化にもつながっています。結果、遊び心を持ったクルマに仕上がりました」

シアン・レーシングは、スウェーデン北部のオーレで撮影されたボルボ P1800 シアンの雪上走行シーンを公開している。