「トルク140キロが炸裂!」死角ナシのR35GT-Rをレーシングドライバー片岡龍也が鈴鹿で試す!!

「トルク140キロが炸裂!」死角ナシのR35GT-Rをレーシングドライバー片岡龍也が鈴鹿で試す!!

カーボンパーツを多用して100キロの軽量化を達成!

サーキット周回に対応する1070馬力仕様

第二世代GT-Rのユーズドカーを中心に展開しつつ、パワーチューニングも得意とする“グローバルオート”。そんな同社のデモカーであるR35GT-R(2011年モデル)は、これまで「扱いやすく、壊れない」というテーマでメイキングを進めていたが、過熱する鈴鹿最速争奪戦に乗り込むべくバージョンアップを敢行。大幅に戦闘力を高めてきたのだ。

HKSの大容量サージタンクが目を引くエンジンルーム。VR38DETT本体はHKSの4.3LキットとGT1000+タービンをセットしたフルチューンスペックで、最高出力は1070ps/141kgmに到達。燃料系も1200ccインジェクターや3基の295L/hフューエルポンプなど、ビッグパワーを安定して引き出すための強化が行われている。

国産で唯一無二、エンドレス製のカーボンセラミックローターキットでストッピングパワーを強化。R35GT-R用として徹底的にテストが繰り返されたこのブレーキの性能は凄まじく、スーパーGT車両に限りなく近い制動力と連続周回でも音を上げない安定性を実現している。サスペンションは、これまでのサーキット走行のデータを加味して製作されたG-STYLEのGSダンパーだ。

ホイールはボルクレーシングTE37ウルトラトラックエディション(FR12J+20)、タイヤにはフージャーDOTラジアルA7(FR335/30R20)をセット。1000ps超えのパワーを確実にタイムに変えるための必勝セットだ。

シートは運転席に抜群のホールド性を誇るブリッドのXERO(ゼロ)を導入。ストリート仕様という大枠を崩さないために、ロールケージ等のボディ補強や軽量化などは一切無し。リヤシートこそキャンセルされているものの、エアコンやオーディオも残された快適仕様だ。



ストリートライクなインテリアとは対照的に、エクステリアはSEIBONやニスモのカーボンパーツを大量投入してアグレッシブに演出。約100キロもの軽量化を実現しながら、サーキット走行時に強烈なダウンフォースを発揮する構成だ。

フロントセクションは、カンサイサービスのキット(フロントフェンダー、リップスポイラー、フロントカナード)を軸に構築。大型のアンダーリップはG-STYLE製だ。空力的にはこれでもリヤのダウンフォースが強くバランスが良くないため、改善の余地ありとのこと。

このチューンドを鈴鹿サーキットで試乗した片岡龍也選手は、「1000psオーバーだと聞いて乗ったのですが、アクセルに対してリニアに吹け上がり、特性は非常にマイルド。車体がパワーをしっかりと受け止めていて、苦痛なく街乗りできそうな扱いやすさですね。これなら、まだ馬をのせても大丈夫な感じ(笑)」とコメント。

ベストタイムは2分6秒588。ユーズドGT-R専門店という立ち位置ではあるが、長年のノウハウを凝縮したデモカーはチューニングショップと遜色ないほどの走りを見せつけたのだ。

●問い合わせ:グローバルオート 大阪府堺市美原区黒山166 TEL:072-363-6666