岩佐歩夢は予選・決勝ともに自己ベストを更新するも悔しさ残る週末に【F3アジア第4戦ドバイ】

 現地時間2月12日(金)〜14日(日)、2021年F3アジアチャンピオンシップ第4戦がドバイ・オートドロームで開催。岩佐歩夢(ハイテックGP)はレース1が3位、レース2はリタイア、レース3は10位だった。

 アジアン・ル・マン第1・2戦の併催イベントとして開催された今回は、シーズン唯一の3日連続でレースが行われるスケジュールとなった。前日にテスト走行が同地で行われ、チームによってメニューは異なるも岩佐は午前中に2番手、午後はトップタイムをマークしていた。

 金曜当日の練習走行は濃霧によってキャンセルに。幸い天候は回復し予選1回目は午前11時45分から予定どおり開始され、岩佐は1分55秒636で自身最高となる3番手タイムをマーク。15分後に行われた2回目の予選では1分55秒351で2番手タイムを記録し、このシリーズ初の表彰台が現実味を帯びてくる。

 そして午後3時40分にレース1のフォーメーションラップが開始されレースはスタート。岩佐は発進時に出遅れ5番手に降格するも1つ順位を戻し、上位勢は2番手スタートのピエール・ルイ・ショベール(ピナクル・モータースポーツ )が首位に躍り出て1周目を完了した。

 岩佐はマシンに不安を抱えたか10分を経過した頃から上位勢よりも0.4秒前後ペースが遅く、精一杯の走りで4位に。なおレース後に3位フィニッシュしたドライバーがトラックリミット違反のペナルティを受け、岩佐は繰り上がりで3位を獲得した。レースはショベールが制し5勝目を記録している。

 土曜に行われたレース2、7番グリッドスタートとなった岩佐はレース途中に接触があったかマシンに問題を抱えピットイン。このシリーズ初めてのリタイアに。優勝は2番手スタートだったパトリック・パスマ(エバンスGP)で、今季初勝利を飾った。

 そして日曜のレース3ではスタートから大波乱が発生する。シグナルがブラックアウトするもポールポジションの周冠宇(アブダビ・レーシング)と2番グリッドの岩佐がストール。フロントロウの2台が揃って下位に沈んでしまう。

 その後もクラッシュや接触に伴うセーフティカーならびに赤旗レース中断など、終始混乱の様相を呈したレース3。最終的にレースは予定通り消化され、ショベールが6勝目となる優勝。岩佐はファイナルラップで10位に滑り込み辛くもポイントを死守する形となった。

 ポイントランキング首位は221ポイントのショベール。岩佐は7番手の74ポイントで、これは同僚ロイ・ニッサニーをしのぎハイテック勢の最上位だ。果たしてどこまで順位を上げられるか、最終戦となる第5戦は2月19日〜20日にアブダビのヤス・マリーナサーキットで開催される。

スタートという明確な課題と対峙する岩佐歩夢
スタートという明確な課題と対峙する岩佐歩夢