「往年のニューマンポルシェをリスペクト!」ラフヴェルト最新スタイルに酔いしれる【幻の東京オートサロン2021】

「往年のニューマンポルシェをリスペクト!」ラフヴェルト最新スタイルに酔いしれる【幻の東京オートサロン2021】

RWBでも最もワイドな全幅2220mmの「ヘブンリィ」を装着

同カラーのモデルカーもリリース予定!

世界的なポルシェチューナー中井氏が1997年に設立し、クラシックポルシェをメインにカスタマイズを行う工房『RAUH-Welt BEGRIFF(ラフ・ヴェルト・ベグリッフ)』。その独自の造形や信念は、世界中の熱狂的なファンに支持され、常にオーダーは数ヶ月待ちの状況だという。そんなRWBの作品『RWB993 Rough Rhythm』が今回の主役だ。

ちなみにこの車両は、様々なチューニングブランドをプロデュースする“1048style”のデモカー。同社はRWBの海外プロモーターも担当しており、つまりこのポルシェは世界戦略車でもあるわけだ。

印象的なカラーリングは、1984年にル・マン24時間耐久レースを制したCカー(ニューマン ポルシェ956)がモチーフ。RWBのボディキットと伝説のカラーリングのコンビが圧倒的な存在感をかもす。

各部に入れられた『TARMAC(ターマック)』ロゴは、本家ニューマン ポルシェ956の『NEWMAN』ロゴと同じフォントで作成。このターマックは台湾のミニカーメーカーで、東京オートサロン2021で同カラーリングのモデルカーを発表予定だったそうな。イベントは中止になったものの、開発は継続しているそうなのでRWBファンはご期待されたし。

装着されているエアロパーツは、RWBの数あるボディキットの中でも最もワイドな“Heavenly(ヘブンリィ)”。全幅222cmという乗用車の枠を超えた圧倒的なワイド感がハイライトだ。

RWBポルシェの共通点が車高の低さ。この車両も「とにかく低く」というコンセプトで製作されているそうだ。また、ユーザーの要望に応えて1台1台、中井氏の手によって生み出されるRWBポルシェは、ひとつとして同じものがないことも魅力。同じHeavenlyベースであっても、微妙な形状、ダクトの数や形が異なるのだ。


ホイールは、305フォージドホイールとのコラボで誕生したRWBオリジナルモデルだ。ブレーキ冷却用のフィンを備えたデザインは、グループCの956を彷彿とさせる。サイズはフロントが10.5J×18、リヤが13J×18。タイヤサイズはフロント265/30R18、リヤ225/35R18となる。

リヤウイングは、同社のGT2タイプにチャンピオンウイングというオプションキットを組み込んだ逸品。高さがあるため後方視界も良く、見た目とは裏腹に実用的な一面も持ち合わせている。

RWBの溶接留めロールケージやレカロのフルバケなど、コクピットはまさに男の仕事場という印象だが、エアコンやオーディオもしっかりと機能する快適空間だったりする。「このクルマでどこにでも行きますよ」と笑顔で語る1048styleの一樂さんの表情を見ると、このポルシェの完成度の高さがうかがい知れるというものだ。

TEXT:三木宏章
PHOTO:金子信敏/三木宏章

●取材協力: 1048style