「 空飛ぶクルマ」の新レースが2021年からスタート! 電動垂直離着陸機・エアスピーダー Mk 3公開 【動画】

「 空飛ぶクルマ」の新レースが2021年からスタート! 電動垂直離着陸機・エアスピーダー Mk 3公開 【動画】

Airspeeder Mk 3

エアスピーダー Mk 3

無人電動エアレーシングカーの実機を公開

新たに立ち上げられたエアレースシリーズ「エアスピーダー・グランプリ(Airspeeder Grand Prix)」に使用される電動エアレーシングカーを、アラウダ・エアロノーティクス(Alauda Aeronautics )社が公開した。レースに使用される有人オクトコプター「エアスピーダー Mk 3」は最高速度120km/hを誇り、2021年からスタートする新シリーズにおいて使用される。

エアスピーダー Mk 3は無人ドローンとして開発されており、パイロットは遠隔操作でレースを行う。当初、2020年から新シリーズが立ち上がる予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行により2021年に延期されれていた。また、2022年からは有人仕様の「エアスピーダー Mk 4」が導入される予定だ。 

エアスピーダー・グランプリとアラウダ・エアロノーティクスを立ち上げたマット・ピアソンCEOは、今回のエアスピーダー Mk 3公開に関して次のようにコメントした。

「世界初のフルサイズの電動エアレーシングカーの発表は、新たなモビリティ革命の幕開けとなる画期的な瞬間です。コンペティションは技術に大きな進化をもたらします。私たちのレースシリーズは、クリーンエア旅客輸送、ロジスティクス、医療用分野にも技術革命をもたらす存在になると思います」

「2021年は電動エアレーシングカーによる初レースが開催されます。エアスピーダー・グランプリは、地球上で最もエキサイティングで進歩的なモータースポーツとなるでしょう」 

世界初の電動エアレースで使用される無人機「エアスピーダー Mk 3」

 

最高出力96kW・最高速度120km/hオーバー

今回発表された「エアスピーダー Mk 3」は、フルサイズの遠隔操縦式電動垂直離着陸機(eVTOL)だ。2022年に予定されている有人レースシリーズに向けた技術テストや、遠隔操作によるによるエアスピーダー・グランプリで使用される。この電動エアレーシングカーの開発に、アラウダ・エアロノーティクスは実に3年の月日を費やしたという。

エアスピーダー Mk 3は、コンセプト実証モデルの「エアスピーダー Mk 2」をベースに大幅にアップグレードされた。重量は50%ほど増加したが出力は95%も向上した。重量100kgの無人機で、最高システム出力96kWの電気パワートレインを搭載。最高速度は120km/hを超える。

アラウダ・エアロノーティクスには、マクラーレン 、バブコック・アビエーション、ボーイング、ジャガー・ランドローバー、ロールス・ロイス、ブラバムなど、航空宇宙・自動車・モータースポーツの高い技術を持つエンジニアが集結。現在、南オーストラリア・アデレードにあるエアスピーダーとアラウダでは、開幕に向けてエアスピーダー Mk 3が製造されている。2021年には10機以上の機体が製造され、チームに供給される予定だ。

シリーズの詳細は今後数ヵ月以内に発表される予定で、レースは専用のフライングサーキットを舞台に開催される。最初のレースは2021年中の開催が計画されており、国際シリーズの開催前に非公開のプレシーズンテストがオーストラリア国内で行われる予定だ。