HOPPY team TSUCHIYA、2年目のポルシェと松井×佐藤のコンビでGT300王座奪還を目指す

 2月5日、HOPPY team TSUCHIYAはオンラインで2021年の参戦体制についての発表会を行い、2021年もポルシェ911 GT3 R、そして松井孝允と佐藤公哉のコンビ、そしてヨコハマタイヤを装着してスーパーGT GT300クラスの王座奪還を目指すと発表した。

 長年日本国内のトップチームとして活躍し、2015年にスーパーGTに復帰すると、2016年にGT300マザーシャシーのVivaC 86 MCでGT300チャンピオンを獲得するなど、トップチームのひとつとして君臨してきたHOPPY team TSUCHIYA。2020年からは、ホッピービバレッジの石渡美奈社長を共同オーナーに迎え、ポルシェ911 GT3 Rに車両をスイッチした。

 2020年序盤こそ苦戦を強いられてきたHOPPY team TSUCHIYAだが、ヨコハマとのタイヤ開発が進むと、少しずつポテンシャルアップ。予選上位につけることも多かったが、最終的には3回の得点、ランキング20位という結果に終わっていた。

 捲土重来に向けた2021年の体制発表は、チームのカーナンバーにちなみ2月5日、オンラインで行われた。例年チームは新シーズンの体制発表を熱いファンたちを集めて行うスタイルを採っていたが、やはり新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、今年はZOOMを使ってピエール北川アナウンサーが司会を努め開催。ファンも見守るなか、つちやエンジニアリングの創立50年の新たな体制がお披露目された。

 2021年、チームはポルシェを継続して使用。チームの大黒柱とも言える松井、そして佐藤のコンビも変更はなし。タイヤも当然ヨコハマだ。チームのレースクイーンも在籍6年目となる岡島彩花さん、新川永紗さんが継続となる。ただエンジニアについては、2020年までは土屋監督が兼務していたが、新たに木野竜之介エンジニアが務める。

 チームを率いる土屋武士監督兼テクニカルディレクターは「2021年シーズンもまたスーパーGTの舞台でレースに参戦できることを大変うれしく思いますし、このように参戦させて頂けること、たくさんのご支援を頂けることに感謝したいと思います。いつも本当にありがとうございます!」とコメントした。

岡山国際サーキットでのGT3特別スポーツ走行での松井孝允
岡山国際サーキットでのGT3特別スポーツ走行での松井孝允
岡山国際サーキットでのGT3特別スポーツ走行での佐藤公哉
岡山国際サーキットでのGT3特別スポーツ走行での佐藤公哉

■「誰かの勇気になれるようなレースをみせたい」

「HOPPY team TSUCHIYAとして2シーズン目、そして今年はつちやエンジニアリング創立50年という節目の年になります。プライベーターとしてここまで長く活動できたことは、たくさんのご支援、ご声援を頂けたからこそと感謝しております。今後も、支えて下さった皆さまにたくさんの感謝を伝えられるような活動を、ホッピーさんという力強いパートナーとともに、ただただ邁進してまいります」

「そして非常に困難な状況の方もたくさんおられると思います。我々の活動のテーマに『誰かの勇気になれるように』ということがあります。我々が走ることによって、誰かの勇気になれるようなレースをお見せできるよう、チーム一丸となって頑張っていきますので、HOPPY team TSUCHIYAの応援をよろしくお願い致します!」

 また、今季もチームから参戦することになった松井は「2020年はポルシェに車両を変更し、ドライバーとしてたくさんのことを勉強することができました。この経験を今年は存分に発揮し、監督、エンジニア、メカニック、相方の佐藤選手と力を合わせ戦います。大変なご時世ですが、応援してくださる皆様とともに走り抜けます! 応援宜しくお願い致します」とコメントした。

 そして2019年からチームに加わった佐藤は「つちやエンジニアリングでの3シーズン目もお世話になります。昨年ポルシェに変更して、後半はチームのおかげで上向きになり戦闘力が上がったと思います。自分自身もオフの間にしっかりと取り組んで来たのでシーズン開幕が楽しみです。鬱々としたご時世ですが、みなさんにスカッとした走りを観ていただけるよう松井選手とともにがんばります!」と意気込みを述べた。

 共同オーナーとして2シーズンめを迎える石渡美奈チームオーナーは「本日現在、(開幕を迎える)4月が一体どういう状況になっているのか、まだまだ予断は許されない感じでありますが、しかし私には安心しかありません。なぜならば、つちやエンジニアリングは何があってもどしっと構え、自らすべきことに集中できるチームだからです。その力強い背中が多くのファンを魅了し鼓舞し、同時に勇気づけているのでしょう」と語った。

「おかげさまでポルシェにも“ホピ輔”との愛称がつき、応援団の皆さまにも可愛がられて、ホピ輔もだいぶ湘南暮らしに慣れ、日本の水に馴染んできたと思われます。2021年シーズンもつちやエンジニアリングは、多くのファンの心を鷲掴みにすることでしょう。共同オーナー2年目となる私は、土屋監督を筆頭とするチームの皆様が安心して、ファンの元気と喜びのために、ホピ輔を走らせることができるよう、微力ではありますがしかし全力でお務めをさせていただきますことをお誓い申し上げます。2021年シーズンもどうか、HOPPY team TSUCHIYA へ熱いご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます」

 2020年は、多くの経験を得てきたHOPPY team TSUCHIYA。すでに先日行われた岡山でのGT3特別スポーツ走行では、さまざまなタイヤを試し充実したデータを得ている様子。GT300の主役チームのひとつだけに、トップグループ返り咲きを期待したいところだ。

HOPPY team TSUCHIYA 2021年スーパーGT参戦体制

エントリー車両名:HOPPY Porsche
カーナンバー: 25
メンテナンスガレージ:つちやエンジニアリング
パートナー:ホッピービバレッジ株式会社
タイヤメーカー:横浜ゴム
監督兼テクニカルディレクター:土屋武士
ドライバー:松井孝允/佐藤公哉
エンジニア:木野竜之介
レースクイーン:岡島彩花/新川永紗

2021年もHOPPY team TSUCHIYAのレースクイーンを務める岡島彩花さん、新川永紗さん
2021年もHOPPY team TSUCHIYAのレースクイーンを務める岡島彩花さん、新川永紗さん
2020年のHOPPY Porsche
2020年のHOPPY Porsche