フェラーリのスペチアーレを振りかえる。3台のフォーリ セリエとそのルーツをチェック!【画像ギャラリー】

Ferrari J50 / F60 America / Sergio
フェラーリ J50/F60 アメリカ/セルジオ
スペチアーレ中のスペチアーレ「フォーリ セリエ」を振りかえる
日本上陸50周年を祝してたった10台だけ作られたフェラーリがある。J50と名付けられた限定のロードスターモデルは、正式な価格すら発表されていない(一説によれば3億はくだらないとも)。
大切な顧客のためだけにしつらえられたシリーズモデル外の特注品を、かつてフェラーリは「フォーリ セリエ」と呼んだ。J50はいわばその現代版といえるモデルであり、488スパイダーをベースに往年の名作を思い起こさせるモチーフを随所に採り入れながら、まったく新しいスタイリングを作り上げている。
1950年代のオープン・コンペティションモデルに見られるラップアラウンド式のフロント&サイドウインドウや、F40及びF50に見られるブラックの分割ラインを採用。フラビオ・マンゾーニ指揮下でフェラーリのデザインチームが設計したJ50は、レッド・ドット・デザイン賞の「Best of the Best」にも輝いている。
そんなJ50の内外装とともに、2016年に東京・新国立美術館で行われたアンベールの模様を写真で振り返ってみたい。