2024年からル・マンに登場する水素燃料電池プロトタイプのパワートレーンをグリーンGTが供給

 ル・マン24時間レースを主催するACOフランス西部自動車クラブは2月3日、2024年からル・マン24時間レースに導入される予定の水素燃料電池プロトタイプ・カテゴリーについて、スイスのグリーンGTが公式パワートレーン・サプライヤーとなることを発表した。

 このカテゴリーのシャシーを共同開発するレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとオレカ、水素燃料タンクを供給するプラスティック・オムニウム社にジョイントするFCVベンチャーのグリーンGTは、「参戦車両にバッテリー、エンジン、トランスミッションを含むパワートレーンを供給する」とACOは発表している。

 また、水素技術の中核を成す燃料電池スタック(フューエル・セル、パワーコントロール・ハードウェアおよびソフトウェア、コンプレッサー、冷却システム)は、チームによる開発に対してオープンとなるという。

 グリーンGTは2018年にACOと『ミッションH24』を立ち上げ、LMP3シャシーをベースとする水素燃料プロトタイプである『LMPH2G』を共同開発するなど、ACOが推し進める水素燃料プログラムに参画している。そのプロトタイプマシンは2020年には第2世代である『グリーンGT H24』へと進化を果たしている。

「次にやってくる水素カテゴリーは、実際に形になりつつある」とACO会長のピエール・フィヨンは述べている。

「グリーンGT社は、我々にとって当然の選択だった。すでに我々は数年間にわたってともに働いてきており、ミッションH24プログラムを作り上げたことで培われた専門知識は、このクラスに参入するすべてのチームにとって有益なものとなるだろう」

「我々は、自分たちが進みたい方向を分かっているし、我々を手助けしてくれる仲間とともに、ACOは持続可能なモビリティに対して真の貢献をするという目標を達成することを決意している」

 グリーンGTの社長であるクリストフ・リカードは次のように述べた。

「2年以上前、ACOとグリーンGTはル・マン24時間レースに水素カテゴリーを導入することを目的としてミッションH24を立ち上げた」

「今日、自動車業界の著名なエキスパートであるオレカ、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、プラスチック・オムニウムに、サプライヤーとして加わったことを誇りに思う」

「この挑戦は素晴らしいものであり、それに応えるという我々の決意もまた同様だ」