大久保光が日本人ライダーで初めてMotoEにフル参戦!チームはAvant Ajo MotoE

 昨年までスーパースポーツ世界選手権(WSS)を戦っていた大久保光が2021年シーズンは、電動バイクで争われている『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)に参戦することが2月2日(火)に発表された。チームはAJO Motorsportとなる。AJOと言えば昨年、Moto2クラスに長島哲太が走っていたが、長島がチーム代表のアキ・アジョに大久保を紹介し、今回の話が実現したという。

「AJOと交渉できるきっかけとなったのはテツ(長島)に紹介してもらえたからです。テツには本当に感謝しています。MotoEに関しては、まだ未知な部分が多すぎて何とコメントしていいか分からないというのが正直な気持ちですが、ワンメイクレースなので、ライダーの技量が問われるカテゴリーだと思います。過去にアジアドリームカップというワンメイクレースに参戦した経験もありますし、そこで結果も残せているのでポジティブに考えています」

2020年スーパースポーツ世界選手権(WSS):ホンダCBR600RRを駆る大久保光(Dynavolt Honda)
2020年スーパースポーツ世界選手権(WSS):ホンダCBR600RRを駆る大久保光(Dynavolt Honda)

 MotoEは、2019年より始まり、今シーズンで3年目を迎える。MotoGPのヨーロッパラウンドで併催されており5月2日のスペイン・ヘレスが開幕戦となり、9月19日のサンマリノまで全6戦が予定されている。マシンは、イタリアのEnergica(エネルジカ)製、タイヤはミシュランのワンメイクで行われている。車体重量が250kg以上と、かなりの重量級となっているが、その割には短いレース距離で争われている。

「バイクの重さはあまり気にならない方なんですよ。ミニバイク時代は、身体が小さかったので体重制限もあって常に10kgぐらいウエイトを積んで走っていました。世界耐久などで大きいバイクに乗ったときも普通に乗ることができたので、その辺は心配していません。一番気になっている部分はモーターの出力特性です。開幕前のテストで感覚をつかんでチャンピオンを狙えるレースができるようにしたいですね」

「ミシュランタイヤも初めてですが、これで世界的なタイヤは、ほぼ全制覇ですかね。バイクのカテゴリーも2ストローク、4ストローク、市販車、レーサーなど、ひと通り乗りましたし、この経験を生かして、MotoEに集中して頑張ろうと思っています」

 2016年から世界を舞台に戦っている大久保。日本人ライダーとして初めてチャレンジするMotoEでも、持ち前のバイタリティを発揮できれば、いいレースを見せてくれそうだ。

大久保光が駆るAvant Ajo MotoEのマシン
大久保光が駆るAvant Ajo MotoEのマシン
2020年スーパースポーツ世界選手権(WSS):大久保光(Dynavolt Honda)
2020年スーパースポーツ世界選手権(WSS):大久保光(Dynavolt Honda)