ロータスカーズのトップが交代へ。新たなリーダーはテスラやボルボで経験を積んだ実力派

ロータスカーズのトップが交代へ。新たなリーダーはテスラやボルボで経験を積んだ実力派

大変革時代の発進を担ったフィル・ポップハムが退任

ロータスカーズのフィル・ポップハムCEOが退任する。フィル・ポップハムがロータスにやってきたのは、コーリン・チャップマンが最初のクルマを製造してから70年という節目の2018年。以来、ロータス80周年に向けたビジネス戦略「ビジョン80」を旗頭に、ヘセルにおけるリーダー役を担ってきた。

ジャガー ランドローバーから移籍してきたフィル・ポップハムの指揮下でロータスカーズは変革の時代を迎えた。初のフルEVハイパースポーツ「エヴァイヤ」の生産をスタートして新ファクトリーを設置する一方、技術革新を推進するべく産学連携の先進技術センターの新設にも力を注いだ。

マット・ウィンドルとフィル・ポップハム

新トップはテスラやボルボでも経験を積んだエンジニア

また、世界中がパンデミックに襲われた2020年、暗雲立ちこめる社会の中で戦略を健全に推進する航路を注意深く見極め、舵取りを果たしてきた。フィル・ポップハムの今後について詳細は発表されていないが、「個人的なプロジェクトを追いかける」ことになるという。

2021年4月以降、マネージングディレクターとしてロータスカーズを率いることになるのは、49歳のマット・ウィンドルだ。1998年にCADデザイナーとしてロータスに入社したマットは、その後、ケータハムやテスラ、ボルボなど世界各地の自動車づくりに参画。2017年に再びロータスへ復帰、エンジニアリング部門の長として活躍してきた。

ロータス エヴァイヤ

まずはエヴァイヤとタイプ131からスタート

ロータスカーズの開発部門とコンサルタント業を司るロータスエンジニアリングの両方でキャリアを重ねたマット・ウィンドルは、豊かな専門知識と磨き上げたリーダーシップを武器に、ロータスの新章を作り出していく。

グループロータスの馮ケイ峰(ケイ=敬の下に手)CEOは次のように語る。

「この貴重なブランドを力づける新しいデザイン、新しいテクノロジー、そして新しい市場とともにある我々の未来はとても明るいものです。体勢を再構築した2018年から、会社の体制を整え、新しい在り方を実現するべく貢献してくれたフィル・ポップハムに感謝しています。そして同時に、マネージングディレクターとして就任するマット・ウィンドルを歓迎します。新しい時代に向けて、ロータスとロータスエンジニアリングの両方をより成長させていくために、彼、そしてUKチームとともに働けることをとても楽しみにしています」

ロータスの次世代スポーツカーシリーズ

マット・ウィンドルのもとで新たなスタートを切るロータス。まずは2つのビッグプロジェクトとして、エヴァイヤのデリバリー、そして、まだ正式名称が決まっていない新型スポーツカー「タイプ131(Type 131)」のデビューが計画されている。マット・ウィンドルが務めてきた開発部門、及びロータス エンジニアリングのリーダーを今後誰が担っていくかについては、追って発表される模様。