フォルクスワーゲンの最新EV、ID.4が英国販売スタート。ティグアン並のボディに最新装備を満載した小型SUV

フォルクスワーゲンの最新EV、ID.4が英国販売スタート。ティグアン並のボディに最新装備を満載した小型SUV

Volkswagen ID.4

フォルクスワーゲン ID.4

IDファミリー初のSUVは世界戦略車

フォルクスワーゲンは、100%電気で走るピュアEV「ID.4」を英国で発売した。まず英国市場で販売するのは導入記念仕様となる「ファーストエディション」で、車両価格は4万800ポンド(約586万円)。2021年3月より順次店頭に並び始めるという。

フォルクスワーゲン ID.3とID.4

2021年9月にワールドプレミアされたID.4は、フォルクスワーゲン・グループが開発したBEV専用プラットフォームMEBをベースにする、IDファミリーの第2弾となるプロダクト。航続距離約500kmのコンパクトSUVで、IDファミリーとしては初めて全世界で販売する戦略モデルである。

独ツヴィッカウ工場、中国の佛山(Foshan)工場及び安亭(Anting)工場での生産はすでにスタートしており、2022年からは米チャタヌーガ工場、独エムデン工場でもアッセンブリーを行なう計画だ。

フォルクスワーゲン ID.4のサイドビュー

ティグアン並みのサイズの後輪駆動SUV

ID.4の車体寸法は、全長4584mm×全幅1852mm×全高1640mmで、ホイールベースが2771mm。ティグアンに近いサイズ感のボディに、フラットなフロアをもつ広大なキャビンを内包する。21cmのグランドクリアランスを確保しているため、多少荒れた路面でも走行することが可能。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リヤにマルチリンク式を採用。高圧バッテリーをフロアに最適配置することで理想的な前後重量配分と低重心化を図っている。当初導入するのは後輪駆動モデルのみだが、追って全輪駆動モデルも追加される模様。

フォルクスワーゲン ID.4のフェイシア

「ハロー、ID」に応じるAIアシスタントも

ファーストエディションに搭載するリチウムイオンバッテリーは、容量77kWh。最高出力204ps/最大トルク310Nmを発生するモーターでリヤを駆動し、0-100km/h加速は8.5秒を記録している。最高速度は約160km/hに達する。なお、急速充電を使用した場合、30分あれば320km分チャージできるという。

コクピットはメーター、センターの2箇所に高精細ディスプレイを配し、「ハロー、ID」と話しかければ起動する音声認識アシスタント機能も搭載。フロントウインドウ下端、横幅いっぱいに配置する細長い“ID.ライト”は、運転支援機能や音声認識機能などと連動して様々なパターンや色に変化し、ドライバーにステータスを伝える仕組みになっている。

フォルクスワーゲン ID.4のリヤシート

ワーゲンバスのEV版も登場予定!

フォルクスワーゲンはコンパクトハッチバックのID.3、コンパクトSUVのID.4を皮切りに、今後BEV用プラットフォーム「MEB」をベースに様々なファミリーを展開していく計画。

フォルクスワーゲンのIDファミリー

すでに具体的な未来予想図として、クロスオーバーの「ID. CROZZ(クロス)」、MPVの「ID. BUZZ(バズ)」、セダンの「ID. VIZZION(ビジョン)」、3列シートSUVの「ID. ROOMZZ(ルームス)」を加えることを発表している。