F1第2戦開催予定のイモラ、グランプリ名は『メイド・イン・イタリア・アンド・エミリア・ロマーニャGP』に決定

 イタリア政府とエミリア・ロマーニャ州の地元当局は、4月16〜18日にイモラで開催されるF1を利用して、国と州のイメージを宣伝しようとしている。地元州知事のステファノ・ボナッチーニは木曜日、レースは『メイド・イン・イタリア・アンド・エミリア・ロマーニャGP』の名の下に開催され、伝統のイタリアGPはモンツァが継承することを発表した。

 2020年、FOMは2レース以上を開催できる複数の国とサーキットを必要としたため、開催国名ではなく地域名が冠されたグランプリが初めてお目見えした。レッドブルリンクでの2回目のレースはシュタイアーマルクGPの名前で行われ、ニュルブルクリンクでのレースはアイフェルGPと呼ばれた。

 イモラはエミリア・ロマーニャGPを開催し、ムジェロでの初のF1レースはトスカーナGP、バーレーンでの2回目のレースはサクヒールGPという名称だった。それに加えて、シルバーストンでの2回目のレースは70周年記念GPの名前で開催。イモラが今年行うことには、前例があることになる。

2020年F1第9戦トスカーナGP スタート前のグリッド
2020年F1第9戦トスカーナGP スタート前のグリッド

“メイド・イン・イタリア”のキャンペーンがレースのブランドになるということは、フォーミュラ・ワン・グループに支払う開催権料を中央政府が負担することが確実だということだ。しかしエミリア・ロマーニャ州もタイトルスポンサーとなっていることから、支払いが必要な1000万ユーロ(約12億7000万円)は、ふたつの公的資金の間で折半される。

 アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキット)を運営する企業の新社長となったジャンカルロ・ミナルディは、イモラでの2年連続となるF1レースのスタンドに観客を入れる許可が下りることを今も願っている。だがイモラやスペインのバルセロナ、また市街地レースが開催できた場合のモナコは、無観客で開催される可能性が非常に高い。なお2020年シーズンは、開催された多くのグランプリが無観客でのレースだった。

 パンデミックの第3波は、第1波と第2波よりも大きな打撃をヨーロッパ南部に与えており、国々は完全な移動制限を開始している。ポルトガルはすべての国境を閉鎖し、少なくとも今後3週間は鎖国状態に入る。イタリアでは国境での制限が厳しくなり、地域間の移動ができない。同様の措置がスペインとフランスでもとられている。

 1日の感染者数が下がった時に規則を緩和することが危険であり、新型コロナウイルスの新たな波を引き起こすことになると各国政府が理解していることから、ヨーロッパのほとんどの人々が抗ウイルスワクチンの接種を終える予定の夏の初めまでは、厳しい制限が課せられたままになりそうだ。そのため、夏より前に開催されるレースはコースに観客を入れることが不可能ということになる。

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP スタートシーン
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP スタートシーン