サインツがフェラーリF1で初テスト「55番のマシンに感激」父も“特別な瞬間”に立ち会う

 フェラーリF1チームに2021年に加入したカルロス・サインツJr.が、1月27日、同チームでの初走行を行った。フェラーリは25日から5日間にわたりフィオラノで2018年型SF71Hでのテストを実施している。

 サインツは事前にファクトリーで多くの時間を過ごし、ミーティング、シート合わせ、シミュレーター作業などに取り組み、初テストと新シーズンへの準備を進めてきた。27日朝9時30分ごろ、サインツは『55』のナンバーをつけたSF71Hに乗り込み、走行を開始、1日のなかで100周以上を走りこんだ。当日は父親で1990年と1992年のWRCチャンピオンであるカルロス・サインツ、チームメイトのシャルル・ルクレールらもサインツの走りを見守っていた。

 ルクレールはサインツの走行を見た後、ファクトリーに戻り、2021年型マシン『SF21』のシート合わせを行っている。

 一日の走行を終えたサインツは「今日のことは一生忘れないよ!」とコメントした。
「明け方に起きて、走行前、早朝にミーティングをした。サーキットに到着し、僕のナンバー『55』をつけたフェラーリを見た瞬間は、特別な気分になった。早くマシンに乗りたくてたまらなかったし、最初のインスタレーションラップは本当に興奮した」

「そうして作業に取り掛かった。今日一日の流れにはとても満足している。幅広いプログラムをこなし、チームの全体的な仕組みに慣れることができた。エンジニアやメカニック、ステアリングホイール、さまざまな手順などだ。昨シーズン乗っていたマシンとはいくつか違いがあるからね」

「父がここに来て、僕のキャリアの重要な瞬間に立ち会ってくれたことが、とてもうれしかった。(チーム代表)マッティア(・ビノット)、(スポーティングディレクターの)ローレン(・メキーズ)をはじめとするフェラーリの全員が温かく迎えてくれたことに感謝したい。2018年のマシンで走った初日をポジティブな一日にすることができた。とてもハッピーだ。これ以上ないほど素晴らしいスタートを切ることができた」

2021年1月フィオラノでのフェラーリF1テストに参加したカルロス・サインツJr.(2018年型SF71H)
2021年1月フィオラノでのフェラーリF1テストに参加したカルロス・サインツJr.(2018年型SF71H)

 サインツSr.は「カルロスが赤いウエアを身に着けてフェラーリで走る姿を見て、とても誇らしかった。この新しいチャレンジの成功を祈る」とコメントしている。

 サインツは28日午前も引き続き走行する予定。28日午後と29日午前にはフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーで今年ハースからF1デビューを果たすミック・シューマッハーがステアリングを握り、29日午後にはフェラーリのテストドライバーに就任したカラム・アイロットが登場、5日間のテストを締めくくる。