「スプーンがN-ONE RSチューンを開始!」目指すはサンダーヒル25時間耐久レース参戦!?【幻の東京オートサロン2021】

「スプーンがN-ONE RSチューンを開始!」目指すはサンダーヒル25時間耐久レース参戦!?【幻の東京オートサロン2021】

世界一過酷な耐久レースに参戦予定!?

名門スプーンが手掛けた最新チューンドKカー!

2020年末に8年ぶりのモデルチェンジで、2代目となる新型が発表されたホンダN-ONE。かつての名車ホンダN360に通じるポップでキュートなスタイルは維持しながら、ボディ骨格やシャシー、パワートレインまでを大幅に刷新。スポーツグレードのRSには、待望の6速マニュアルミッションが設定された。

そんな新型N-ONEの可能性に、いち早く注目したのがお馴染みのスプーン。早速、弱点を解消するチューンを施したマシンを披露してくれた。ターゲットとして目指すのは、米国カリフォルニア州のサンダーヒルレースウェイで開催される世界最長の耐久レース“サンダーヒル25時間”だ。

エンジンをはじめとしたパワー系は現状ノーマルだが、スプーンが代理店を務める米国“HONDATA”の制御プログラムを現在急ピッチで開発中。完成するとブーストアップが可能になる。

間もなく試作のハイフロータービンも完成予定。こちらもHONDATAでの制御が可能で、テストを重ねながらS07Bエンジンの耐久性や冷却系のキャパシティを確認しながら、順次必要なパーツをラインナップさせていく。

レース用ということで、ワンオフ製作されたマフラーはサイド出しタイプ。このスタイルでの車検対応タイプに期待したいところだ。

スポーツ走行をする上で、まず強化が必要な部分がブレーキ。フロントにはオリジナルのフルモノコック4ポットキャリパーとブレーキローター、リヤはドラム方式の純正からディスクブレーキ化して前後のブレーキバランスの最適化を図っている。

サスペンションは試作品の車高調を装着。サーキット仕様ということで、スプリングレートはフロント12kg/mm、リヤ10kg/mmとハードな設定。ホイールはポテンザSW010(5J+45)、タイヤはポテンザRE-71RS(165/55R15)の組み合わせだ。

エクステリアは今のところエアロパーツ類の追加はないが、フロントグリルをメッシュネット化。よく見るとボンネットにはエアロタイプのボンピンが装着されているが、もちろんこれは張っただけのダミーではなく、ノーマルボンネットの裏側をカットして装着したもの。機能面はもちろんだが、レーシーなスタイルの獲得にも貢献している。

インテリアでの変更点は、オーソドックスな3本スポークタイプのステアリングくらい。まだエアコンやオーディオ類が装備されているが、今後レース仕様化が進んでいくにつれて、必要なメーターの追加や装備の簡素化が行われるはず。

運転席はスプーンの軽量カーボンシェルタイプのフルバケットに変更。聞けばサンダーヒル25時間ではマツダロードスターと同クラスとなるので、戦闘力をアップさせるためには大幅な軽量化が必要とのこと。

他車種で好評の剛性アップパーツ“スティッフプレート”も新型N-ONE用を開発予定だという。日本のチューンドKカーの実力を大舞台で見せつけるべく、熟成を重ねているこのマシンの動向に注目だ!

●取材協力:スプーン 東京都杉並区荻窪5-2-8 TEL:03-3220-3411