スーパー耐久、2020年シーズンの最終戦開催を断念。第5戦までの成績でシリーズチャンピオンが決定

 1月26日、ピレリスーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構(S.T.O)は、開催中止となった第6戦『SUZUKA S耐』の代替大会の開催に向け調整を重ねてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況から、代替大会の開催を断念したと発表した。

 これにより、2020年シーズンのシリーズランキングは第5戦オートポリスまでのランキング順で決定されることとなった。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて開幕が4カ月遅れた2020年シーズンのスーパー耐久シリーズ。当初の予定から大幅にスケジュールが変更となったものの、2020年シーズンも例年通り全6大会の開催を目指していた。
 
 しかし、2021年1月23日に予定していた2020年シーズンの最終戦である第6戦『SUZUKA S耐』大会は、1月13日、大会主催者であるモビリティランドが三重県の近隣府県で緊急事態宣言が発令された状況をうけて、来場者および関係者の安全・安心を最優先に考慮し、開催中止を発表した。

 以降、S.T.Oは代替大会の開催に向け、検討・調整を重ねてきたが、現在の新型コロナウイルスの感染拡大の状況から開催を断念し、2021年シリーズに向け舵を切ることとなった。

 S.T.Oの桑山晴美事務局長は「2020年最終戦中止については、私共はもちろんですが、多くのチームが大変悔しく残念な思いを抱いていたと存じます。しかし、さまざまな状況を鑑み、全チームとWEBミーティングも行い、5戦開催できたことをポジティブに捉え、2021年シリーズに向け気持ちを切り替えて準備を進めていくことにいたしました」

「2020年シーズンはさまざまな条件下における開催等、これまでに経験をしたことのない中シリーズを進めてまいりましたが、支えてくださったエントラントの皆様、ご関係者様、ファンの皆様、サーキット、オフィシャルの皆様に心より感謝いたします」

「そして、新型コロナウイルスにより影響を受けたすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。少しでも早くこのウイルスが収束し、モータースポーツ界もこれまで以上に盛り上がっていくよう願っております」とコメントを発表している。

 全8クラスによるレースが繰り広げられるスーパー耐久だが、第5戦オートポリス終了時点で、ST-1、ST-2クラスを除く6クラスでシリーズタイトルが未確定であった。

 しかし、最終戦の開催中止に伴い、2020年シリーズのシリーズランキングは第5戦オートポリスまでの成績で決定されることとなった。これにより、最高峰ST-XクラスではHIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3がシリーズタイトルを獲得した。

 ST-ZクラスはENDLESS AMG GT4が、ST-TCRクラスはF・Link Home CIVIC TCRが1.5ポイント差でシリーズタイトル獲得となった。

 ST-3クラスはTRACY SPORTSのエアーバスター WINMAX RC 350 TWSが、ST-4クラスはGR Garage 水戸インター GR86が、ST-5クラスはJ’S RACING☆FITがシリーズタイトルを獲得している。

 また、S.T.Oは2021年シーズン、全6戦の開催スケジュールの改訂版を発表した。

 開幕を前にした2月27日には富士スピードウェイで公式テストが実施される。2021年シーズンよりタイヤがピレリからハンコックのワンメイクへと変更となるが、このテストからハンコックを装着しての走行となるだろう。

 第1戦は3月20〜21日にツインリンクもてぎで開催、第2戦は4月17〜18日にスポーツランドSUGOで開催される。4月28日には富士スピードウェイでシーズン中2度目の公式テストが実施され、5月21〜23日に第3戦富士24時間レースが開催される。

 第4戦は7月31〜8月1日にオートポリスで、第6戦は9月18〜19日に鈴鹿サーキットで開催となり、2021年シーズンの最終戦は11月13〜14日に岡山国際サーキットとなる。なお、この開催スケジュールは、新型コロナウイルス感染症の影響により、変更される場合がある。

『スーパー耐久シリーズ 2021』開催スケジュール

Round Date Circuit RaceTime
公式テスト① 2月27日 富士スピードウェイ 調整中(夜間走行あり)
1 3月20〜21日 ツインリンクもてぎ 5時間
2 4月17〜18日 スポーツランドSUGO 3時間×2レース
公式テスト② 4月28日 富士スピードウェイ 調整中(夜間走行あり)
3 5月21〜23日 富士スピードウェイ 24時間
4 7月31〜8月1日 オートポリス 5時間
5 9月18〜19日 鈴鹿サーキット 5時間
6 11月13〜14日 岡山国際サーキット 3時間×2レース

ST-Xクラスのタイトルを獲得したHIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3
ST-Xクラスのタイトルを獲得したHIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3
ST-Zクラスのタイトルを獲得したENDLESS AMG GT4
ST-Zクラスのタイトルを獲得したENDLESS AMG GT4
ST-TCRクラスのタイトルを獲得したF・Link Home CIVIC TCR
ST-TCRクラスのタイトルを獲得したF・Link Home CIVIC TCR
ST-1クラスのタイトルを獲得したROOKIE Racing GR SUPRA
ST-1クラスのタイトルを獲得したROOKIE Racing GR SUPRA
ST-2クラスのタイトルを獲得したROOKIE Racing GR YARIS
ST-2クラスのタイトルを獲得したROOKIE Racing GR YARIS
ST-3クラスのタイトルを獲得したエアーバスター WINMAX RC 350 TWS
ST-3クラスのタイトルを獲得したエアーバスター WINMAX RC 350 TWS
ST-4クラスのタイトルを獲得したGR Garage 水戸インター GR86
ST-4クラスのタイトルを獲得したGR Garage 水戸インター GR86
ST-5クラスのタイトルを獲得したJ’S RACING☆FIT
ST-5クラスのタイトルを獲得したJ’S RACING☆FIT