キドニーグリルをまとったBMW R18。アール デコ調の絢爛豪華なワンオフモデルが誕生!

キドニーグリルをまとったBMW R18。アール デコ調の絢爛豪華なワンオフモデルが誕生!

BMW Motorrad R18 “Spirit of Passion”

BMW モトラッド R18 “スピリット オブ パッション”

流線形のクラシックカーに通じる艶姿

BMWの2輪部門、BMWモトラッドは排気量1802ccの巨大クルーザー「R18」をベースにしたワンオフのカスタムバイク、「Spirit of Passion(スピリット オブ パッション)」を公開した。

ダーク・エーラーキング氏率いるドイツのカスタムバイク ビルダー、Kingston Custom(キングストン カスタム)が手掛けたR18は、流線形のクラシックカーを彷彿させる大胆なカウルをまとった絢爛豪華な佇まいが特徴。縦長に伸びるキドニーグリルは、1930年代のスポーツモデル、BMW 328のそれを彷彿させる。

BMWモトラッド R18のカスタムバイク「スピリット オブ パッション」のサイドビュー

ハンドメイドのカウルで盛装

フレーム、ホイール、サスペンション、燃料タンクといったコンポーネンツはオリジナルのものをそのまま流用したうえで、ハンドメイド仕上げの美しいボディワークでドレスアップしている。

ハンドルバーやマッドカードもキングストンのオリジナルデザイン。さらに“作品”の一部として存在感を主張する煌びやかなエキゾーストパイプにも、キングストン独自のロードスタースタイルを採用した。

また、カウルに溶け込むように配置したLEDライトや、独ケラーマン製の小型ウィンカーを装着するなど、クラシックなスタイルをスポイルせず、かつ懐古趣味に陥らない演出を細部に施している。

BMWモトラッド R18のカスタムバイク「スピリット オブ パッション」のキドニーグリル

R5を彷彿させる現代のクラシック

BMW R18は、R5をはじめとした伝統のモデルにルーツを求めて開発された新型クルーザー。ダブルループフレーム、ペアドロップ(洋梨)型タンク、露出したドライブシャフト、ピンストライプ塗装など、往年のスタイルを現代に蘇らせている。

排気量1802ccの2気筒ボクサーエンジン“ビッグボクサー”を搭載。「量産モーターサイクル史上、最もパワフルな2気筒ボクサーエンジン」を標榜するユニットは、最高出力91ps/4750rpm、最大トルク158Nm/3000rpmを発生する。

BMWモトラッド R18のカスタムバイク「スピリット オブ パッション」のフロント

ワイヤースポークホイールを採用

ダブルループ鋼管フレーム、及び密閉型のアクスル・ドライブを備えたリジッドフレーム風リヤスイングアームを採用。サスペンションはコンベンショナルなものにこだわり、フロントに両持ち式スイングアームを、リヤにはカンチレバー・サスペンションストラットを装着した。ブレーキは性能を重視し、4ピストン固定キャリパーを装備したディスクブレーキを前後に装備する一方で、ホイールにはクラシカルなワイヤースポークデザインを採り入れている。

いわゆる「ミッドマウンド・フットペグ」と呼ばれるフットレスト配置を採用しているのもBMWモトラッドならではのこだわりで、リラックスした姿勢で車体をコントロールできる。

BMWモトラッド R18のカスタムバイク「スピリット オブ パッション」のリヤビュー

カスタム前提に基本レイアウトを設計

さらに、R18は「レイン」「ロール」「ロック」の3つのライディングモードを選択できる。さらに、オートマティック・スタビリティ・コントロールとエンジン・ドラッグ・トルクコントロール、リバースアシスト、ヒルスタートコントロールといった走行アシスト機能を標準装備している。

また、R18は「他のどのモーターサイクルよりも、極めて改造しやすいデザインとなって」いるのも特徴で、デザイン初期の段階からカスタムを前提にした基本レイアウトが設計されている。取り外しが用意なリヤフレームや、分解しやすい塗装済みパーツを採用し、ハンドルバーの交換に備えてワイヤーハーネス位置も慎重に設定。シリンダーヘッドカバーやエンジンハウジングカバーも交換作業を想定し、オイルチャンバーの外側に配置している。

Bernhard Naumann氏が手掛けたR18のカスタムバイク「The Blechmann R18」

カスタマイズを前提として開発されたR18だからこそ、乗り手に自由な発想を誘う。キングストン カスタム謹製のワンオフモデル「スピリット オブ パッション」も、R18の柔軟性が生み出んだ新しいカスタム提案といえる。