メルセデスF1、20年にわたり使用されたファクトリーのレース部門を改修へ

 メルセデスF1チームは、ブラックリーに位置するファクトリーのレース部門を最新鋭のものへと改修する作業を進めている。

“レース・ベイ”と呼ばれるこのエリアは、1999年からブリティッシュ・アメリカン・レーシング、ホンダ、ブラウンGPの時代を経て、使用されてきた。ホンダワークスチームの撤退後、チームを引き継いだロス・ブラウンは、ジェンソン・バトンとともに2009年にドライバーズおよびコンストラクターズ選手権を制し、翌年チームはメルセデスに売却された。メルセデスはその後、F1において新たな高みへと登りつめ、2014年から連続して7度のコンストラクターズおよびドライバーズ選手権タイトルを獲得している。

 メルセデスによると、既存のレース施設で製造されたマシンは、合計で115回の優勝、253回の表彰台、57回のワン・ツー・フィニッシュ、126回のポールポジション、79回の最速ラップを記録したという。

 しかしこの施設は少々時代に合わなくなってきており、今後数週間かけて取り壊され、真新しい最新の設備へと置き換えられることが決まっている。

「20年以上にわたって使用してきたこの“レース・ベイ”に、今後数週間のうちに別れを告げることになった」とチームはツイッターにおいてコメントした。

「このレースベイは、長年にわたってすべてを見てきた」
「興奮に満ちた最高潮の瞬間も、深い失望の瞬間も、希望の瞬間も、『ここからどう進めばいいんだ?』と頭を抱える瞬間も、すべてを目撃してきた」

「しかし賢者がかつて言ったように、『前進していないということは、後退しているということ』だ。チームの歴史のひとつの章が終わりを迎え、エキサイティングな新たな章が始まる」

メルセデスF1ファクトリーの新“レース・ベイ”完成予想図
メルセデスF1ファクトリーの新“レース・ベイ”完成予想図

 チームは新設備改修が完了した際のイメージ画像を公開している。改修作業は、ニューマシンが完成し、プレシーズンテストのためにバーレーンに送り出される前までに行われる予定だ。