埼玉トヨペット、JAF-GT規定GRスープラを他チームへ供給「切磋琢磨しながら発展に貢献」

 1月22日、TOYOTA GAZOO Racingは2021年にスーパーGT GT300クラスに参戦するチーム、ドライバーについて発表したが、これをうけ埼玉トヨペットは、2020年に自社で開発したJAF-GT規定のGRスープラGTを、他チームに供給することを発表した。

 2019年までマークX MCでスーパーGT GT300クラスに参戦していた埼玉トヨペットGreen Braveは、2020年から市販のマークXの生産中止にともない、JAF-GT規定のGRスープラGTを自社で開発。GT300クラスに投入した。開発にあたっては、空力およびカウル開発はトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)、シャシー開発はaprの技術協力を受けていたが、GRスープラGT自体は埼玉トヨペットGreen Braveが独自開発したものだ。

 そのポテンシャルは非常に高く、吉田広樹/川合孝汰のコンビで2020年の第1戦富士でデビューウインを飾ったほか、第8戦富士でもポール・トゥ・ウインを飾り、シーズン2勝。ランキング2位という成績を残した。

 このGRスープラGTについては、埼玉トヨペットGreen Braveがチームのレース活動のために作り上げたマシンで、当初は他チームに供給する計画はなかったというが、埼玉トヨペットの「ものづくりの姿勢と2020年の活躍を評価した他チーム」から供給のオファーがあったという。

 埼玉トヨペットでは社内で検討した結果、「ものづくりの重要性や技術力を磨いていく必要性をお互いに共有できたため」、今回の供給に至ったという。

「現在、自動車業界は100年に一度の大変革期。新たなものづくりやそれにともなう技術力向上は喫緊の課題となっており、GT300のライバルチーム同士、GRスープラGTの走りに磨きをかけ、ともに切磋琢磨しながらシーズンを戦うことで、モータースポーツや自動車業界の発展に貢献できると確信した」と埼玉トヨペットは供給の理由について説明した。

 この結果、1月22日の発表段階でLM corsa、そしてMax RacingがGRスープラGTの使用を決定。現在埼玉県坂戸市にあるGreen Braveのファクトリー、そしてサプライヤー拠点でGRスープラGTの生産が行われており、完成次第順次納車される。基本的なスペックは埼玉トヨペットGB GR Supra GTと同様で、公式テストや実戦の場で、お互いに協力しながら開発を進めていくとしている。