LMGTEアマにも女性ドライバートリオ誕生。アイアン・リンクスがWECへステップアップ

 2021年、フェラーリはWEC世界耐久選手権のLMGTEアマクラスに5台のフェラーリ488 GTE Evoを送り込む予定であることが明らかになった。これには、これまでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ等を戦ってきたアイアン・リンクスによる2台のエントリーが含まれ、さらにそのうちの1台は女性ドライバー3名によるエントリーとなる。

 85号車でフル参戦するラヘル・フレイ/マヌエラ・ゴスナー/ミシェル・ガッティンの“アイアン・デイムス(Iron Dames)”の3人は、当初2019年のケッセッル・レーシングからのELMS参戦のために結成され、初年度をランキング4位でシーズンを終えたあと、2020年もトリオを継続。

 2020年シーズンはポール・リカールの2レースとモンツァで表彰台に登壇し、ランキングは同じく4位という結果を残している。また、直近2回のル・マン24時間レースにも、3人はトリオを組んで出場している。

フレイ/ゴスナー/ガッティンの3人は、2020年のELMS・GTEクラスで3回、表彰台に立っている
フレイ/ゴスナー/ガッティンの3人(右端)は、2020年のELMS・GTEクラスで3回、表彰台に立っている

 2021年のWECへは、リシャール・ミル・レーシング・チームも女性ドライバー3名でLMP2クラスに参戦することを表明している。

 アイアン・リンクスのもう1台、60号車はクラウディオ・シャイアボーニ、マッテオ・クレッソーニ、そしてチームの共同創設者であるアンドレア・ピッチーニによってドライブされる。

 これらアイアン・リンクスの2台のほか、フェラーリ勢としてはAFコルセから2台、そしてAFコルセが走らせるチェティラー・レーシングから1台の計5台がエントリーする。

 ディフェンディング・チャンピオンのフランソワ・ペロードは他メーカーのマシンでの参戦も検討したものの、フェラーリ陣営に残ることとなった。ロンドンを拠点とするフランス人のペロードは、同じく2019/20チャンピオンのニクラス・ニールセン、そして新加入となるアレッシオ・ロベラとともに83号車をドライブする。

 もう1台のAFコルセのエントリーは54号車で、フランチェスコ・カステラッチ/トマス・フロー/ジャンカルロ・フィジケラというラインアップに変更はない。

 LMP2からLMGTEアマへとカテゴリーを切り替えるチェティラー・レーシングはドライバーをまだ指名しておらず、チームオーナーのロベルト・ラコルテのみが確定している。

 なお、FIA WECは2021年の年間エントリーリストを1月21日に正式発表する予定だ。

2019/20シーズンのWEC・LMGTEアマクラスチャンピオン、AFコルせ83号車
2019/20シーズンのWEC・LMGTEアマクラスチャンピオン、AFコルせ83号車