WEC:アストンマーティンにスイッチ。キーティング、TFスポーツとGTE Am参戦へ

 実力派ジェントルマンドライバーで、2019/2020年シーズンのWEC世界耐久選手権ではチーム・プロジェクト1からLM-GTE Amクラスに参戦したベン・キーティングは、2021年シーズンのプログラムにおいてポルシェからアストンマーティンへブランドを変更し、新たにTFスポーツの下でシリーズに参加する。

 このアナウンスは1月19日に、昨季クラス2位の成績を収めたTFスポーツが行ったもの。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権での活躍後、WECへと進んだキーティングは、2019/20年シーズンをともにしたフェリペ・フラガと、モービル1・スーパーカーカップレースのウイナーであるディラン・ペレイラと新たなトリオを結成することになった。

 この新しいチームメンバーはアメリカ、ユタ州に拠点を置く自動車部品サプライヤー、4フォースマン・レーシングが支援し、TFスポーツが走らせる33号車アストンマーティン・バンテージAMRをシェアする予定だ。

 昨シーズン、ポルシェ911 RSRをドライブしてGTE Amクラスでシリーズ5位となったキーティング。彼は来週末、IMSA開幕戦のデイトナ24時間レースでもTFスポーツのアストンマーティンをドライブする予定で、リチャード・ウエストブルック、チャーリー・イーストウッド、マクスウェル・ルートとともにバンテージGT3でGTデイトナ(GTD)クラス優勝を目指す。

「2021年に向けた動きにとても興奮している。デイトナとWECというふたつのプログラム全体が同時に実現し、アストンマーティンとともにTFスポーツに参加したことで、多くの目標に対して素晴らしい選択肢を持つことができた」と語ったキーティング。

「僕はTFスポーツのオーナーであるトム・フェリエとの仕事をいつも楽しんできた。また、4フォースマン・レーシングがWECプログラムのパートナーになってくれたときには、簡単に決断することができた」

「今年で7年連続7回目のル・マン参戦となり、7台目の異なるクルマをドライブすることになる。このスポーツとシリーズ、そしてこのクラスはとても素晴らしいよ!」

「僕のような男が同じフィールドで、同じ時間に同じゲームで世界のトップと競い合い、世界チャンピオンになれる場所は、僕が知る限り唯一ここだけだ。それが今シーズンの究極の目標なんだ」

ベン・キーティングは2015年、ル・マン24時間に初参戦。これまでにSRTバイパーGTS-R、オレカ03R、ライリーMk.30、フェラーリ488 GTE、フォードGT、ポルシェ911 RSRと毎年異なる車両で挑み、2021年はアストンマーティン・バンテージAMRをドライブする。
ベン・キーティングは2015年、ル・マン24時間に初参戦。これまでにSRTバイパーGTS-R、オレカ03R、ライリーMk.30、フェラーリ488 GTE、フォードGT、ポルシェ911 RSRと毎年異なる車両で挑み、2021年はアストンマーティン・バンテージAMRをドライブする。

 TFスポーツは昨シーズン、ル・マンでGTE Amクラス優勝を飾りシリーズランキングでは2位という好成績を収めた。既報のとおり、同チームはELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでLMP2プログラムを開始する他、星野敏が率い2021年からWECのGTE Amクラスにフル参戦するD’station Racingのテクニカルサポートを担う。

 そんなTFスポーツのオーナーであるフェリエは「キーティング氏を上回るブロンズドリアバーは世界中を探してもそう多くはない」と語った。

「彼は速く、フィットしていてハングリーだ。彼はディランとフェリペというふたりの素晴らしいチームメイトをパーティに迎えた」

「私たちのマシンとチーム、ドライバーと一緒に、2020年に逃した世界タイトルを達成し、ふたたびル・マン優勝を果たせることを願っている。TFスポーツの誰もがスタートに向けて本当に興奮しているんだ」