FIA-F2:レッドブル育成のビップス&ローソンがハイテックGPから参戦。ダルバラはカーリン残留

 FIA-F2に参戦するハイテックGPは、2021年シーズンはレッドブル・ジュニア・チームに所属するユーリ・ビップスとリアム・ローソンの2名を起用することを発表した。

 ニュージーランド人のローソンは、2020年シーズンに同チームからFIA-F3に参戦し、3勝を挙げ、表彰台を6度獲得。ドライバーズランキングでは5位という成績を残した。またF2のシーズン終了後にバーレーンで行われたテストにもハイテックから参戦している。

 F2へのステップアップが決まったローソンは、以下のようにコメントした。

「今年はハイテックとともにF2でレースができることを嬉しく思う。F3での2年間を経て、このチャンピオンシップでチームのために良い仕事をするための準備ができたと感じている」

「バーレーンでのF2テストでは多くのことを学び、マシンの良い感触も得た。そうは言っても、学ぶべきことは絶対にまだたくさんあるので、このチャレンジを楽しみにしているよ!」

リアム・ローソン(ハイテックGP)
2020年FIA-F3第4戦シルバーストン レース1 優勝したリアム・ローソン(ハイテックGP)

 チームメイトとなるビップスも、2019年にハイテックからF3に参戦した経験を持っている。この年は全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦にTeam Mugenから参戦し、2020年もフル参戦が決まっていた。だが新型コロナウイルスの感染拡大による渡航制限が影響し、最終的に出場は叶わなかった。

 その一方で、2020年はフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権にも出場。またF2の第6戦バルセロナのレース1で負傷したショーン・ゲラエルに代わってダムスから4大会8レースに参戦し、ビップスはムジェロで行われた第9戦のレース2で3位に入賞し表彰台を獲得した。

 なおビップスは、すでにF1参戦に必要なスーパーライセンスを取得している。F1第14戦トルコGPでは、レッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーを務めた。

 F2への参戦が決まったビップスは、2021年はタイトル争いができるだろうと自信を見せた。

「もう一度ハイテックと仕事をすることを楽しみにしている。2019年にはF3で良い1年を過ごしたし、今年僕らはタイトルを争うことができると自信を持っているよ!」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)&ユーリ・ビップス(レッドブル・ホンダ リザーブドライバー)
2020年F1第14戦トルコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)&ユーリ・ビップス(レッドブル・ホンダ リザーブドライバー)

 またハイテックは、F3でジャック・クロフォードと岩佐歩夢を起用し、岩佐はF3アジアにも参戦が決まっている。クロフォードも岩佐もレッドブル・ジュニア・チームのメンバーであり、ハイテックのチーム代表を務めるオリバー・オークスは「レッドブルとの関係を3年目も続けられることを誇りに思っている」と述べた。

「これにより、ふたりの才能あるドライバー(クロフォードと岩佐)をFIA-F3のグリッドで並ばせることになる。彼らはF4で力強い結果を出して、自分自身を証明してきた」

「それと同時に、バーレーンでのF2テストで力強いパフォーマンスを見せ、リアムは我々とともにF2でステップアップする。そして2019年のFIA-F3以来だが、ユーリがハイテックに戻ってきた」

「エキサイティングなドライバーの集まりだ。F2、F3、F3アジアで優勝を目指して戦うことを楽しみにしている」

 レッドブルの育成ドライバーについては、ビップスとローソン以外に、ユアン・ダルバラがカーリンに残留することが発表されている。2021年シーズンに向けたF2のドライバーラインアップも少しずつ明らかになっており、2020年のチームタイトルを獲得したプレマ・レーシングにはロバート・シュワルツマンが残留し、FIA-F3王者のオスカー・ピアストリが加入。フェリペ・ドルゴヴィッチはユニ・ヴィルトゥオーシへ移籍し、F3からステップアップしたリリム・ゼンデリはMPモータースポーツに。カンポス・レーシングは昨年の最終戦に出場したラルフ・ボシュングを起用する。

ユアン・ダルバラ(カーリン)
2020年FIA-F2最終戦サクヒール レース2 優勝したユアン・ダルバラ(カーリン)