アルピーヌとロータス 、EVスポーツカーの共同開発を含む提携覚書に合意

F1や耐久レースでのコラボレーションも検討
グループ・ルノーとアルピーヌ、グループ・ロータスは1月14日、EVスポーツカーの共同開発を含む基本合意文書(MoU)の締結を発表した。アルピーヌとロータスは、フランスと英国でそれぞれが保有するリソース、専門知識、施設を活用し、共同でEVスポーツカーの開発・設計を行う。
両社はお互いが持つ専門技術を活かした共同プロジェクトも検討。アルピーヌが保有するF1や耐久レースのモータースポーツプラットフォームを活用したコラボレーションも計画されている。
アルピーヌブランドを変革し新時代の幕開けへ
今回、新たにアルピーヌのCEOに就任したローラン・ロッシは、ロータスとの協業について次のようにコメントした。
「ロータスとのMoU締結は、新たなブランド戦略の一環として、スマートなアプローチを示すものです。両ブランドは素晴らしい歴史遺産を保有しています。今回の協業において、カスタマーのニーズに合わせたモデルから次世代EVスポーツカーの開発に至るまで、ロータスと共同作業を行えることを大変嬉しく思っています」
「このコラボレーションは、アルピーヌを変革し、未来へと導く新時代の幕開けとなります。私たちはF1をビジネスの中心に据え、社内が保有する専門知識を活かし、そしてロータスのような最高のパートナーと協力して最先端のパフォーマンス、テクノロジー、モータリゼーションを搭載したモデルを提供していきます」
軽量化の追求という共通点をもつロータスとアルピーヌ
ロータス・カーズのフィル・ポップハムCEOは、次のように付け加えた。
「今回の発表は、象徴的なふたつのブランド間による、非常に実りあるコラボレーションの第一歩となります。ロータスが持つ専門知識と能力を共有し、これまでのコラボレーションの成功例を活用しながら、グループ・ルノーとの協業を実現できることを誇りに思います」
「ロータスとアルピーヌには多くの共通点があります。それは軽量化を追求してきた歴史から、モータースポーツだけでなく公道でも印象的なパフォーマンスを発揮するスポーツカーまで、多岐にわたっています。EVスポーツカーの共同開発は、我々にとってだけでなく、ロータスのファン、世界中のお客様にとって、非常にエキサイティングなニュースとなるでしょう」