サインツ、フェラーリF1での仕事を本格スタート。シミュレーターに続き旧型車でのテストも予定

 カルロス・サインツJr.は、2021年F1シーズンに向け、新たに加入したフェラーリでの準備を本格的に開始した。先週、彼は初のシミュレーター作業を前にエンジニアとのミーティングを行った。

 フェラーリは、マクラーレンから移籍したサインツがチームとその作業手順に慣れるのを助けるため、今後数週間のうちに旧スペックマシンでの走行の機会も与える予定だ。

 1月14日には、サインツはマラネロで6時間を超えるミーティングとブリーフィングを行った。

「とうとうここに来て、エンジニアをはじめとするスタッフたちと一緒に本格的な仕事を開始した」とサインツは語った。

「言うまでもなく、大勢の人たちと初めて顔を合わせた。新しい顔ぶれと名前を覚えるのは大変だけれど、順調だよ」

「昨日は6時間半のミーティングをした。スタッフ全員が今年に向けて全力で仕事をしているのを目にして、本当に励まされた」

「今日(15日)は初めてシミュレーターでの作業をする。マシンやシミュレーターなどを初めて試し、フィードバックを得て、2021年シーズンに向けて作業に励む」

シート合わせのためフェラーリを訪れたカルロス・サインツJr.
シート合わせのためフェラーリを訪れたカルロス・サインツJr.

 サインツは新しいチームに適応するための時間を必要とすると同時に、シャルル・ルクレールという手ごわい競争相手をチームメイトに持つことになる。

 フェラーリに加入して3年目のルクレールの方が最初はサインツよりも有利であるという見方が強いが、チーム代表のマッティア・ビノットは、シーズン序盤はふたりを対等に扱うと述べている。

フェラーリF1の2020年末メディアイベントに出席したシャルル・ルクレール、マッティア・ビノット代表、カルロス・サインツJr.
フェラーリF1の2020年末メディアイベントに出席したシャルル・ルクレール、マッティア・ビノット代表、カルロス・サインツJr.

 だが当然のことながら、ビノットは、チームの利益を最優先し、それに従ってドライバーたちを管理していくという点も明確にした。

「シャルルが(チーム)リーダーになるというようなことは、契約書には何も書かれていない。ふたりはコース上で自由に戦える」とビノット。

「彼らが自滅しないことが重要だ。それははっきりしている。だがシーズン序盤は間違いなく、彼らには公平なチャンスが与えられる」

「我々の最優先事項は、チームが最大限のポイントを獲得することだ。それは私が今まで言ってきたことであり、今後も変わらない。従って、いくつかのレースでは、チームの利益を最大限に高めるために、ふたりが何らかの形でチームの選択を助け、受け入れることが重要になるかもしれない」

「チームの利益を高めることで、我々が優勢になり、ドライバーの利益をも高めることになると考えている」

「シーズン後半に、ふたりのうち片方のドライバーが明らかに優位に立ち、もう片方のドライバーには不可能な目標を達成する可能性がある場合、ふたりの間でオープンな話し合いをすることになる」