移籍が発表された王者・山本。古巣ナカジマレーシングからの参戦に「中嶋悟監督にタイトルをプレゼントしたい」

 ホンダは1月15日、10時からホンダ公式YouTubeでオンライン発表された四輪モータースポーツ参戦体制と合わせて、2021年Hondaモータースポーツ活動計画を発表。3名のドライバーがTBNとなっているものの、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する9台のラインアップが明らかとなった。ここでは動画に登場したスーパーフォーミュラに参戦するドライバーのコメントを紹介する。

 まずは、2020年シーズンに自身3度目となるスーパーフォーミュラのチャンピオンに輝き、スーパーGTとの2度目となるダブルタイトルを獲得した山本尚貴だ。山本は2年間在籍したDOCOMO TEAM DANNDELION RACINGから移籍し、今シーズンは自身が全日本選手権フォーミュラ・ニッポンで国内トップフォーミュラデビューを飾った古巣TCS NAKAJIMA RACINGから参戦する。

「昨年はスーパーGTとスーパーフォーミュラの両カテゴリーでチャンピオンを獲ることができました。自身にとって2度目のダブルタイトル獲得ということで日本のモータースポーツの歴史にまたひとつ名前を残すことができたと思っています」と山本。

「ナカジマレーシングには2010年のフォーミュラ・ニッポンでデビューして以来の在籍になるけれど、中嶋悟監督にシリーズチャンピオンをプレゼントできるように頑張りたい。また3度目のダブルタイトル獲得と自身にとって4度目のチャンピオン、連覇を目指して頑張っていきたい」と心機一転、意気込みを語った。

2020年スーパーフォーミュラ第6戦鈴鹿 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第6戦鈴鹿 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

 そんな山本のチームメイトになるのが、2020年シーズン第6戦で初勝利を挙げた大湯都史樹だ。昨年は抜群の一発の速さを見せつつも、シーズン序盤は苦戦。ホームコースでもある鈴鹿でなんとか1勝を挙げ、最終戦でも2位表彰台を獲得した。

「昨年、1勝することができ、後半に向けて非常にいい流れを作ることができました。2021年もその波に乗って結果を出し、チャンピオンを獲りたいと思います」と、スーパーフォーミュラ2年目のシーズンへ向けて思いを語った大湯。

 さらに、今シーズンはチームメイトとして王者・山本を迎え入れることについて、「山本選手はチャンピオン経験もある素晴らしい選手。相乗効果でいい結果を残せるようシーズンを戦っていきたいと思います」とコメントした。

福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺は今シーズンも継続参戦。チームメイトには山本と入れ替わりで移籍となる牧野任祐が発表された。残念ながら病気療養中の牧野のコメントは見ることが叶わなかった。

 福住はスーパーフォーミュラ参戦4年目のシーズンに向けて、「2020年は優勝できそうな場面があったものの、うまくいかないレースが続き、表彰台を獲得するまでで終わってしまいました。このチームで走ることになるのも3年目になりますし、まだ優勝もできていないので、まずは優勝したい」と、決意を語った。

 最後は、2020年シーズンの最終戦までタイトル獲得の権利を残していたものの、惜しくも届かなかったTEAM MUGENの野尻智紀だ。

「2020年シーズンはコロナの影響で非常にタフなシーズンとなりました。終盤には隔週でレースがあるなど体力面でも辛く集中するのが難しいシーズンでしたが、みなさんの応援のおかげで最終戦まで集中を切らすことなく戦い続けることができました」と、まずは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、異例のスケジュールが組まれた2020年シーズン振り返った野尻。

「惜しくもチャンピオンには手が届きませんでしたが、それも僕自身のいまの力だと思っています。今シーズンもチャンピオンを目指して頑張りますので、みなさん応援よろしくお願いします」と、スーパーフォーミュラ参戦8年目となる2021年シーズン、悲願のタイトル獲得に挑む。

野尻智紀(TEAM MUGEN)
野尻智紀(TEAM MUGEN)