“ラテンアメリカの第2世代”に注目。元F1ドライバーのバリチェロ&モントーヤの息子、マルドナドのいとこが躍進

 第2世代のラテンアメリカ人ドライバーたちがヨーロッパのランキングに上がって来ている。元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロの長男エドゥアルドは、2021
年はフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に参戦する。また、F1やインディカーなどに参戦したファン・パブロ・モントーヤの息子であるセバスチャンは、イタリアF4選手権で2シーズン目を迎える予定だ。

 その他にも元F1ドライバーであるパストール・マルドナドの年下のいとこであるマヌエルは、シングルシーターからスポーツカーに活動の場を移す。マヌエルはユナイテッド・オートスポーツに加入し、アジアおよびヨーロピアン・ル・マン・シリーズにLMP2クラスから参戦することを発表したばかりだ。

“ドゥドゥ”・バリチェロは、3シーズンにわたってアメリカのジュニアフォーミュラに参戦したが、2021年はJDモータースポーツと契約した。ルーベンスの長男であるエドゥアルドは、2018年にアメリカF4選手権でレーシングカーのキャリアをスタートさせ、その後の2年間はよりスピードのあるUSF2000カテゴリーに移った。2020年の彼の進歩は目覚ましいもので、19歳の彼はヨーロッパ進出を決める前に、より経験豊富なクリスチャン・ラスムッセンに次ぐ2位でシーズンを終えた。

 トヨタとXP Investimentos社の支援を受けているエドゥアルドは、フォーミュラ・ルノーとフォーミュラ・リージョナルの流れを汲む新カテゴリーに参戦を認められた最初のドライバーのひとりになった。2021年シーズンはF1スペインGPおよびモナコGPと併催で行われるレースもあり、若手ドライバーにとって大きな後押しとなる。彼らはF1チーム代表たちの目の前でレースをすることになるのだ。

 セバスチャン・モントーヤもこのカテゴリーへ移る可能性があったが、彼はプレマから2シーズン目となるイタリアF4選手権に参戦するようだ。2020年には11位につけており、ルーキーのなかではベスト7だった。セバスチャンが4月にやっと16歳になることを鑑みると、この競争の激しいカテゴリーで2シーズン目を迎えることは、彼の進歩のためにも正しいステップになるだろう。特に彼はF4で最も競争力のあるチームにいるのだ。

 ふたりのラテンアメリカ出身若手ドライバーより年上のマヌエル・マルドナドは、F4、F3、ユーロフォーミュラで平凡なキャリアを積み、シングルシーターから撤退する。昨年、スペインのカテゴリーでマヌエルは4回2位につけ、選手権では4位となった。2012年のF1スペインGPでいとこのパストールが優勝した後、ウイリアムズのガレージで起きた火災から救出されたことで世界的に有名になったマヌエルは、21歳でスポーツカーに活動の場を移した。強力な支援を受け、マルドナドはアジアとヨーロピアン・ル・マン・シリーズの両方に、チャンピオンチームのユナイテッド・オートスポーツから参戦予定だ。彼はヨーロッパでのシーズンでLMP2に移る前に、アジアではLMP3カテゴリーでレースをすることになる。