ベントレー、新型コロナウイルス禍にも関わらず史上最高の販売台数を記録

ベントレー、新型コロナウイルス禍にも関わらず史上最高の販売台数を記録

ロックダウンの影響を受けた2020年前半

1月5日、ベントレーモーターズは、2020年の総販売台数が11206を記録したと発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大下にも関わらず、2019年と比較して2%の増加となった。フライングスパーやベンテイガといったニューモデルの投入により、ベントレー史上最高の販売台数を達成したことになる。

2020年、新型コロナウイルス感染拡大を防止すべく、英国がロックダウンを導入したことから、ベントレーの生産施設は3月から7週間にかけて停止されることになった。さらにロックダウン解除後も、9週間は50%の生産量での稼働を余儀なくされている。

この期間、ベントレーは生産施設におけるソーシャルディスタンスを含む、様々な感染対策を導入している。生産施設の包括的な見直しが完了し、コロナウイルス禍に対応した新たな施策を採用。世界的な需要増加にも対応できるようになった。

創業以来史上最高の売り上げを達成したベントレー

 

「ビヨンド100」に則り電動化モデルを積極投入

ベントレーモーターズのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは、2020年の販売結果について、次のようにコメントしている。

「世界的なパンデミックが発生する前、大幅な販売台数の増加が予想されていました。2020年の大半、世界的に様々な規制が課されていたことを考えると、過去最高の販売台数を達成できたことは、ベントレーが持つ高いポテンシャルを示していると言えるでしょう」

「今後も先行き不透明な時期が続きますが、慎重かつ楽観的な見方をしています。その第一段階としてベンテイガ ハイブリッドを発表しました。私たちは新たな経営戦略『ビヨンド100』を継続し、2030年までに完全に電動化されたラインナップを目指しています。今年、9つのニューモデルを発表予定ですが、ベンテイガ ハイブリッドがその最初の1台となります」

創業以来史上最高の売り上げを達成したベントレー

アメリカに肉薄する急成長マーケットの中国

コンチネンタルGT(24%)とGT コンバーチブル(15%)は、総販売台数の39%を占め、ベントレーのトップ人気モデルに輝いた。一方、新型コロナウイルスの感染により、マイナーチェンジ仕様の投入時期が遅れたベンテイガは単一モデルとしては最も売れたモデルとなり、総販売台数の37%を占めている。

地域別の販売台数では、3035台を記録したアメリカがトップ。2019年の2913台から4%の増加を記録した。新型フラッグシップモデル、フライングスパーの導入に加えて、コンチネンタルGTとGT コンバーチブルの好調が続いている。

最も大きな成長を果たしたのは、2019年の1940台から2880台まで販売を伸ばし、48%もの販売増を果たした中国だろう。中国のマーケットはトラディショナルなセダンモデルの人気が高く、フライングスパーが好調を後押しした。さらに、ベンテイガも引き続き高い人気を保っている。

ヨーロッパ全域は、2019年の2670台から2193台へと18%も減少。これは新型ベンテイガの投入が遅れた影響だと分析されている。ホームグランドとなる英国は22%減少の1160台。中東地域は735台、中国を除くアジア・パシフィック地域は、前年比6%増加となる1203台を記録している。