WRC:スニネン「チャンスをくれたMスポーツに感謝」袂を分かつ戦友レーティネンにも

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているMスポーツ・フォード・WRTは1月6日、2021年シーズンに向けた参戦体制を発表し、ガス・グリーンスミス、テーム・スニネン、エイドリアン・フルモーという若手ドライバーたちの起用を明らかにした。
 
 この3名のなかで唯一、シリーズ最高クラスにフル参戦するグリーンスミスは長年の夢が叶った、とその喜びを表現し、チームを代表することを誇りに思っていると述べた。

「Mスポーツ・フォードを代表してシリーズを戦えることを誇りに思うし、WRCでフルシーズンを過ごす機会を与えてもらったことに感謝している」と24歳のイギリス人。

「これは僕が少年の頃からの夢であり、スタートするのがとても楽しみだよ」

 一方、レギュラーシートを失い、スポット参戦というかたちでフォード・フィエスタWRCをフルモーとシェアすることになったスニネンは、チームの財政状況を理解している。

「今年もフィエスタWRCのもとに戻ってくることができてうれしいよ」と語ったスニネン。

「今の状況が(チームにとって)いかに厳しいものであるかは誰もが知っている。そのなかで、チームが僕へのサポートを続けてくれること、さらに僕ができることを示すチャンスを与えてくれたことに感謝している」

「何回ラリーを戦えるかは決定を待つ必要があるが、出場するすべてのイベントで最善を尽くし、良い結果を出せるように努力するつもりだ」

 今シーズン、2019年の途中から組んでいたベテラン・コドライバー、ヤルモ・レーティネンとのコンビを解消することが先の発表の中でアナウンスされているスニネン。この件について、フィンランド人ドライバーは次のように述べた。

「ヤルモと一緒に走れないのは残念だが、このパートナーシップはいつか終了しなければならないことは分かっていた。僕はこの18カ月の間に彼から多くのことを学び、すぐに素晴らしい結果をともに得ることができた。それが2019年のサルディニアでの2位だ」

「ヤルモにはすべての面で感謝している。また、彼の新しい冒険での幸運を祈っている」

テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)
テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)

 WRC2クラスから最高峰クラスへの昇格を果たすフルモーは、「新たな目標を持った新シーズンだが、僕にとってはまたとないチャンスだ」とコメント。

「この機会をくれたマルコム(・ウィルソン/チーム創設者)、リッチ(チーム代表のリチャード・ミルナー)、そしてチーム全体に感謝し、今年僕が得ようとしているすべての経験を(今後のキャリアで)最大限に活用したいと思っているんだ」

 引き続きWRC2クラスにも参戦するフルモーは、同カテゴリーで結果を出すことも楽しみにしていると語った。

「2020年は何度も勝利に近づたことからも、今季のWRC2で成功するために必要なものはすべて揃っていると信じている」

「そしてもちろん、このレベルでの競走を経験し、スポーツの頂点に到達するために必要なすべての要素をよりよく理解するために、WRカーで最高峰クラスに出場することを楽しみにしているんだ」

テーム・スニネンとマシンを共有するかたちで最高峰クラスにデビューするエイドリアン・フルモー
テーム・スニネンとマシンを共有するかたちで最高峰クラスにデビューするエイドリアン・フルモー
ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2020WRC第3戦メキシコ
ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2020WRC第3戦メキシコ