「アロンソが過去から学び、才能を浪費しないことを願う」と元F1ドライバー

 元F1ドライバーで『Sky F1』のコメンテーターを務めるマーティン・ブランドルは、フェルナンド・アロンソが2021年のF1グリッドに戻ってくることはF1にとって良いことであると歓迎している。彼が過去の経験から学び、チームとうまく協調し、素晴らしいパフォーマンスを見せることを期待しているという。

 2年間のブランクを経て、2021年、アロンソはアルピーヌ(元ルノー)からF1に参戦する。大勢のファンが、アロンソの登場によりF1に刺激的な要素が加わると考え、彼の復帰を歓迎している。

 アロンソは2005年と2006年にF1タイトルを獲得した後には、チャンピオンの座に就くことはできなかった。32回の優勝を誇るアロンソの実力には疑いの余地はないが、彼が時に政治的な動きをすること等、その言動を批判する者はいる。

 2007年にマクラーレンに加入した際には、当時ルーキーだったチームメイトのルイス・ハミルトンとタイトルを争うなかで、チーム上層部との関係が悪化し、契約を1年で打ち切ってチームを離脱した。2010年から2014年まで在籍したフェラーリでは、ランキング2位を3回獲得しながら、タイトルには届かず。2015年にマクラーレンに復帰し、4年を過ごしたが、当時のパワーユニット(PU/エンジン)サプライヤーのホンダへの不満を公然と表した。

フェルナンド・アロンソがルノーR.S.20で初走行
フェルナンド・アロンソがルノーR.S.20で初走行

「テレビ解説者として、(アロンソの復帰を)楽しみにしている」と、ブランドルは『Motorsport Magazine』に対して語った。

「若くて勢いのいいドライバーが乗るべきシートを、チャンスをうまくものにして彼が獲得したとも感じるがね」

「すこし強い言葉かもしれないし、見出しに使ってほしくはないが、私は彼が才能を浪費してしまったと考えている。2度チャンピオンになったものの、実際にはそれよりはるかに素晴らしい成績を残せていたはずだからだ。しかし彼はチーム内であまりにも多くのいざこざを起こし、その才能が犠牲になった部分がある」

 ブランドルは、アロンソが過去の経験から学び、アルピーヌが競争力のあるマシンを用意できるなら、彼は見事なF1カムバックを果たせるだろうと考えている。

「もしもそこから学んでいれば、素晴らしい復帰が果たせる。ルノー(アルピーヌ)がタイトルを狙えるマシンを提供できるか? それはなんとも言えないが」とブランドル。

「だからこそ、スポーツ中継は面白い。テレビをつけてみないと、何が起きるか分からないのだから」

「全体としてみれば、(アロンソが参戦することは)F1にとって良いことだし、個人的に関心を持っている。彼の復帰を見られるのはうれしい」

「あれほどの才能を持ったドライバーだ。どれだけの速さを発揮し、献身を示すのかを見てみよう。フェルナンドならば期待を裏切ることは絶対にないはずだ」