WEC:ヨースト・レーシング、グリッケンハウスLMHへのサポートで「モチベーションにあふれている」

 ヨースト・レーシングは、WEC世界耐久選手権のル・マン・ハイパーカー(LMH)におけるスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスとのパートナーシップについて「モチベーションにあふれている」とし、さらにチームのプロジェクト責任者であるヤン・ランゲはル・マン24時間レースの勝利について「可能な領域から外れてはいない」と語った。

 既報のとおり、15回のル・マン優勝経験をもつヨースト・レーシングは、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが開発中の2台のSCG 007 LMHのオペレーションをサポートする

 1月6日に発表されたリリースのなかでヨーストは「耐久レースの世界的な頂点へと戻ることができて非常にうれしい」と宣言している。

 ランゲはまた、2016年までアウディLMP1のパートナーとしてWECに参戦していた同チームが、アウディとともに11回、ポルシェとともに4回の優勝を記録しているル・マンに戻ることを、とりわけ待ちわびていると語った。

 ハイブリッドシステムを搭載しないSCG 007は今月ロールアウトが予定されている。さらに第2戦スパでのデビューに先立ち、ドライバーラインアップは3月中旬には発表される模様だ。

 このマシンは主に、SCGの長期的なエンジニアリングパートナーであるポディウム・アドバンスド・テクノロジーズ社によって開発されている。

「SCGとのプログラムのなかで、ポディウム・アドバンスド・テクノロジーズとの技術的パートナーシップを発表することは、我々ヨースト・レーシングにとって2021年の素晴らしいスタートとなった」とアウディスポーツ・チーム・ヨーストLMP1プログラムでエンジニアだったランゲは述べている。

「すべてのチームメンバーは、この取り組みを成功させるためのモチベーションにあふれている」

「この協力はすでに現在までしばらくの間続いているが、非常に有能で意欲的なイタリアのポディウム・アドバンスド・テクノロジーズのメンバーと協力することは嬉しいことだった」

「ヨースト・レーシングにとっての『ホームグラウンド』であり、幾度となく総合優勝を挙げることができたル・マン24時間レースに復帰できることには、とりわけ満足している」

「グリッケンハウスが2台の印象的なル・マン・ハイパーカーを投入することを考えると、2021年以降『グリッケンハウス』の名がル・マン24時間レースのウイナー・リストに書き加えられる可能性は充分にあると思う」

「ヨースト・レーシングは、このパートナーシップにおけるこの目標を達成するため、役割を果たすことに全力を尽くす」

 ヨーストのサポートにより、SCGプロジェクトにはさらなるル・マンの血統が加わることになる。このプロジェクトでは、1989年のウイナーであるザウバーが007の空力開発を風洞で行なっている。

「耐久レースの歴史のなかでもっとも勝利を収めたチームのひとつと協力する機会を持つことで我々の陣容は強化され、WECとル・マンにおいて初年度に強力なコンペティターとなるための戦略が完成された」とSCGのWECチーム代表、ルカ・チャンケッティは述べている。

「最近の協力はすでに素晴らしい結果をもたらしている。我々は007 LMHの最初のシェイクダウンを楽しみにしている」