WRC:Mスポーツ・フォード、2021年参戦体制を発表。エイドリアン・フルモーが昇格

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているMスポーツ・フォード・ワールド・ラリー・チーム(Mスポーツ・フォード・WRT)は、1月21日にモンテカルロで開幕する2021年シーズンに向け、最高峰クラスを戦う3名のドライバーを発表した。今シーズン、チームはテーム・スニネン、ガス・グリーンスミスにエイドリアン・フルモーを加えた新しいドライバーラインアップで世界選手権を戦っていく。

 2020年のWRC2クラスで、Mスポーツ・フォードのフィエスタR5をドライブし、3度の2位表彰台を獲得してシリーズランキング3位となったフルモー。25歳のこのフランス人ドライバーは今シーズン、ラウンド毎にスニネンとフォード・フィエスタWRCをシェアしながら最高峰シリーズに参戦する。また、WRC2クラスにも引き続き出場予定だ。

 そのフルモーとマシンを共有することになったスニネンは昨シーズン、ランキング7位ながらチーム唯一の表彰台を第3戦メキシコで獲得。今季は開幕戦モンテカルロで2台目のフィエスタWRCをドライブするが、前述のとおりシーズンを通しての参戦は叶わないこととなった。
 
 また、26歳のフィンランド人ドライバーは2021年に向け、同郷のヤルモ・レーティネンとのコンビを解消。後任のコドライバーについては決定していないという。なお、スニネンとフルモーが各何戦出場し、どのラウンドにエントリーするかなどの情報は明らかにされていない。

 3名のうち唯一、シリーズ全戦に出場するグリーンスミスは、コドライバーのエリオット・エドモンドソンとともにさらなる活躍を目指す。彼にとっては今季が初めてのWRCフルシーズンエントリーとなる。

2021年シーズンのWRCにフル参戦するガス・グリーンスミス
2021年シーズンのWRCにフル参戦するガス・グリーンスミス

 今回の発表では、ガス・グリーンスミス、スニネン、フルモーがドライブするフォード・フィエスタWRCの新しいカラーリングも披露された。公開されたデザインイメージを見ると、基本のカラーリングは2020年のものを踏襲しながら、ルーフ部分に新しいデザインが施されているようだ。この他にも微調整が行われ、そのひとつに2021年からミシュランに代わって単独タイヤサプライヤーを務めるピレリのロゴが入った。

「Mスポーツには若手ドライバーをサポートしてきた長い歴史がある」と語るのは、チーム代表のリチャード・ミルナー。

「これはマルコム(創業者のマルコム・ウィルソン)の精神に寄り添ったものであり、2021年シーズンに向けて、成長を続けるテーム(・スニネン)、ガス(・グリーンスミス)、エイドリアン(・フルモー)のために引き続き尽力していく」

「3人とも多くの才能を持っている。私たちは、それぞれのドライバーの長所を引き出しながら、キャリアのさまざまな段階でさらなる進歩を可能にするプログラムを考案した」

 なお、今回のMスポーツ・フォードの発表によって、2020年にフォード・フィエスタWRCをドライブしたエサペッカ・ラッピのシート喪失が確定することになった。

フォード・フィエスタWRC 2021年仕様カラーリングイメージ
フォード・フィエスタWRC 2021年仕様カラーリングイメージ
フォード・フィエスタWRC 2021年仕様カラーリングイメージ
フォード・フィエスタWRC 2021年仕様カラーリングイメージ