ダカールラリー:アル-アティヤが3日目も最速。総合首位ペテランセルとの差を詰める

 1月5日、ダカールラリーは競技3日目の“ステージ3”が行われ、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)が前日に続き2度目のステージウインを飾り、総合2番手に浮上。総合首位を守ったXレイド・ミニ・JCWチームのステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)との差を約9分から5分へと縮めている。

 3日目のコースは、南部のワディ・アド・ダワシルをスタート/フィニッシュ地点とするループステージ。ルブアルハリ砂漠の中に設定された全長403kmのSSで争われた。

 前日にステージ最速タイムを記録した“砂漠の王”ことアル-アティヤは、この日も好調を維持し、TOYOTA GAZOO Racingのチームメイトであるヘンク・ラテガン(トヨタ・ハイラックス)に、2分27秒差つけて今大会2度目のSSベストタイムをマークした。
 
 ステージ2番手となった南アフリカ人に続いたのはペテランセルで、アル-アティヤから約4分遅れでフィニッシュ。この結果、総合順位ではペテランセルが首位を守ったものの、2番手に浮上したアル-アティヤとのギャップは前日までの約半分となる5分09秒へと縮まっている。
 
 総合3番手はSRTレーシングのセンチュリーCR6を駆るマシュー・セラドリ。前年の覇者、Xレイド・ミニ・JCWチームのカルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)は、ナビゲーションミスによって30分を失い総合4番手に順位を落とした。

 オーレンチーム/オーバードライブのヤクブ・プツィゴンスキー(ハイラックス・オーバードライブ)が総合5番手、バーレーン・レイド・エクストリームから出場しているセバスチャン・ローブ(BRXハンター)は総合6番手だ。

「いろいろなものがミックスされている。岩場でパンクに見舞われたので、しばらくは少し抑えた走りをしていた」と語るのは、55歳のペテランセル。

「その後、峡谷に入ってからはスピードを上げた」と彼は付け加えた。

ステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)

■KTMのトビー・プライスが2度目のステージウイン

 市販車クラスを戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデー勢は三浦昂(TLC VDJ200)が総合43番手/クラス首位、僚友ロナルド・バソ(TLC VDJ200)が総合45番手/クラス2番手につけている。

 トラック部門に参戦している日野チームスガワラの菅原照仁(日野レンジャー)は部門トップから4時間20分遅れながら26番手でステージを走破。総合順位は3つダウンの18番手となったが、排気量10L未満クラスでは依然、首位を守っている。
 
 二輪部門では初日のステージウイナー、レッドブル・KTM・ファクトリーチームのトビー・プライス(KTM 450ファクトリー)がふたたびスピードを発揮。ステージ優勝を飾り総合4番手に浮上した。
 
 これに続いたのがモンスターエナジー・ホンダチームのケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)で、ステージ2番手となった彼は総合13番手から同2番手にジャンプアップを果たす。総合首位はSS4番手に入ったBASダカール・KTMレーシングチームのスカイラー・ハウズ(KTM450ラリー・レプリカ)だ。
 
 1月6日に行われる“ステージ4”はワディ・アド・ダワシルから首都リヤドに至るルートだ。引き続き標高800~1000メートルで行われるステージの距離は337km。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は今大会最長の813kmに上る。

トビー・プライス(KTM 450ファクトリー)
トビー・プライス(KTM 450ファクトリー)
ケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)
ケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)
初日からトラック部門の総合首位を守るドミトリー・ソトニコフ(カマズ・マスター)
初日からトラック部門の総合首位を守るドミトリー・ソトニコフ(カマズ・マスター)