F1の“キング・オブ・スポンサーシップ”ジョン・ホーガンが死去

 かつてマールボロのマーケティング責任者を務めたジョン・ホーガンが、新型コロナウイルス感染症の合併症により、1日3日に76歳で亡くなった。

 ホーガンは70年代初頭にフィリップモリス社をF1進出へと導いたことで知られる。同社はマールボロブランドでチームのスポンサーを務め、大きな存在感を示した。

 マーケティングディレクターとしてのホーガンのリーダーシップのもとで、マールボロはそのスポンサーシップによってモータースポーツの代名詞となった。同ブランドは主にマクラーレンとフェラーリに資金を提供し、数十年にわたって数えきれないほどのドライバーのキャリアを支えた。

 また、ロン・デニスがマクラーレンF1チームを引き継ぐ際に、ホーガンが大きな役割を果たしたといわれる。

 マクラーレン・レーシングCEOを務めるザク・ブラウンは『RaceFans』に対し、ホーガンは「キング・オブ・スポンサーシップだった」と振り返った。ブラウンは、ホーガンの紹介でバーニー・エクレストン、ルカ・ディ・モンテゼモロなど大勢の人々と知り合い、その人脈がF1参入の際に助けになったとも述べている。

ジョン・ホーガン(右)とマクラーレン・レーシングCEOザク・ブラウン
ジョン・ホーガン(右)とマクラーレン・レーシングCEOザク・ブラウン

「ジョンは紳士であり、パイオニアであり、モータースポーツとF1の伝説だった」とブラウンはSNSを通してコメントした。
「個人的にも彼は素晴らしい師であり友人だった」

「ジョン・ホーガンがいなければ、今日私はここにいないだろう。このスポーツに関わる多くの人々が同じことを言うはずだ」
「彼は皆から尊敬されていた。私には賢明な教えと助言を授けてくれた」

「アニー、アリー、アンドリューに心からの哀悼の意を伝えたい。ホギー、安らかに」

 F1もまた、ホーガンのマーケティングキャリアと彼のモータースポーツへの影響への敬意を示した。

「偉大なるジョン・ホーガンが亡くなったと聞いて、我々は皆悲しみに暮れている」とF1はコメントした。
「彼はこのスポーツにおいて忘れられない功績を残した素晴らしい人物だった。彼の家族と友人にお悔やみを申し上げる」