ダカールラリー2日目はトヨタのアル-アティヤがステージウイン。総合首位はペテランセル

 1月4日、前日にサウジアラビアで開幕したダカールラリー2021の競技2日目は、ビーシャからワディ・アド・ダワシルに至る“ステージ2”が行われ、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)がステージ優勝を飾った。総合順位では、初日を総合2番手で終えたXレイド・ミニ・JCWチームのステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)が首位に立っている。

 228kmのリエゾン(移動区間)と、457kmのSS(競技区間)の計685kmの走行が待ち受ける競技2日目に速さを見せたのは、“砂漠の王”の異名をとるアル-アティヤだった。
 
 過去3度のダカール優勝を誇るカタール人ドライバーは、前日のステージ1では遅れをとり総合10番手に留まったものの、この日は反撃に転じ、前日2番手タイムを記録したペテランセルを2分35秒引き離すトップタイムを記録。総合3番手に浮上した。

 ステージ2番手タイムを記録したペテランセルは、僚友で初日首位スタートを決めたカルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)を逆転して総合首位に。前年王者のサインツは6分37秒差の総合2番手に後退。3番手アル-アティヤとペテランセルのギャップは9分14秒だ。

 総合4番手はSRTレーシングのマシュー・セラドリ(センチュリーC6R)。オーレンチーム/オーバードライブのヤクブ・プツィゴンスキー(ハイラックス・オーバードライブ)が総合5番手、オーバードライブ・トヨタのヤジード・アル-ラジ(ハイラックス・オーバードライブ)がこれに続き、初日は3度のパンクに見舞われれ18番手に終わったセバスチャン・ローブ(バーレーン・レイド・エクストリーム/BRXハンター)が総合7番手まで順位を上げている。

 50歳のアル-アティヤは2日目の戦いを終え、「昨日はステージを開いていく(先頭走者だった)ため、時間を大幅にロスした。とてもタフだったよ。一方、今日は最初から最後まで全力を尽くして、すべてが本当にうまくいった」と語った。

ステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
セバスチャン・ローブ(BRXハンター)
セバスチャン・ローブ(BRXハンター)
マティアス・エクストローム(ヤマハYXZ1000R)
マティアス・エクストローム(ヤマハYXZ1000R)

 日本車勢は、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの三浦昂(TLC VDJ200)が総合47番手、チームメイトのロナルド・バソも総合49番手につけ、市販車部門では依然としてワン・ツーを守っている。

 トラック部門の10リッター未満クラスに、1台体制で挑んでいる日野チームスガワラの菅原照仁(日野レンジャー)は、ステージ2を部門14番手でフィニッシュ。トラック部門18番手から15番手に順位を上げるとともに、こちらもクラス首位を堅持した。
 
 二輪部門ではモンスターエナジー・ホンダチームのホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)がステージ優勝を飾り、総合でもトップに浮上した。
 
 チームメイトのリッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)がSS2番手、総合でも6分23秒差の2番手につけ、ホンダ勢がワン・ツーとなっている。総合3番手はモンスターエナジー・ヤマハ・ラリーチームのロス・ブランチ(ヤマハWR450Fラリー)で、トップとの差は6分37秒だ。
 
 1月5日に行われる“ステージ3”はワディ・アド・ダワシルをスタート/フィニッシュ地点とするループステージだ。その大部分が砂丘となるコースは、リエゾン227km、SSが403kmで総走行距離は630kmとなっている。

ホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)
ホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)
リッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)
リッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)
初日首位のトビー・プライス(KTM・450ファクトリー)は燃料タンクのトラブルなどで総合15番手に後退
初日首位のトビー・プライス(KTM・450ファクトリー)は燃料タンクのトラブルなどで総合15番手に後退
カルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
カルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)