「騙すのが悪いのは間違いないが、騙される側も問題あり!」高級カーシェア投資トラブルの現場で考える

「騙すのが悪いのは間違いないが、騙される側も問題あり!」高級カーシェア投資トラブルの現場で考える

柵の向こうにはおよそ300台の高級車が…

中古車相場を把握してさえおけば、こんな事件には巻き込まれなかった!?

ひと月ほど前、ネットやテレビで大きく報じられた高級車カーシェアリングサービス『スカイカーシェア』の投資トラブル事件。多額のローンを組まされ、カーシェアリングに使う高級車を購入させられた投資者達が「騙された!」と声を上げている、あの事件だ。

この事件で思うのは、「騙された方にも非はあるのではないか?」ということ。厳しい言い方だが、クルマのことをよく知らない人達が「儲かるから」という理由だけで飛びついた結果、こうなった…としか思えない。

駐車場で目に付いたのは10~15年落ち、市場では100万円台から300万円くらいで流通しているクルマ。投資者達は相場よりもはるかに高い金額で高級車を購入させられていた=法外な高額ローンを組まされていたという。

クルマ好きなら中古車相場をチェックするだろうから、その時点で「ん、なんかおかしいな?」と思うはず。それ以前に、投資目的のためにローンを組んでまでカーシェアリングサービス用のクルマなど購入しないだろう。

もうひとつ、スカイカーシェア側は「投資者達に金銭的な負担は一切ない」と説明していたが、すでに多額のローンを組んだ時点で金銭的負担が発生していることを投資者達はどう考えたのだろうか? もちろん、利用頻度に応じてスカイカーシェア側から投資者に対して金銭的なバックがあるという話だったが、それで数百万円~1000万円ものローンを相殺できると思ったのだろうか。

もちろん、真っ先に非難されるべきは投資者を騙したスカイカーシェアだ。しかし、投資者も冷静な判断ができていれば、このような事件に巻き込まれずに済んだのもまた事実。世の中、そんなに美味しい話が転がってるわけはないのだから。

●TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)