ハイパーEV「リマック C_Two」、クロアチアのファクトリーでプレ生産モデルの製造をスタート 【動画】

ハイパーEV「リマック C_Two」、クロアチアのファクトリーでプレ生産モデルの製造をスタート 【動画】

Rimac C_Two

リマック C_Two

本格的な製造に向けた生産ラインの稼働を開始

クロアチアを拠点とする自動車メーカー「リマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)」は、クロアチアのヴェリコ・トルトヴィシチェにあるファクトリーにおいて、フルEVハイパースポーツ「C_Two」プレ生産モデルの製造を開始した。本格生産を前提としたプレ生産モデルは、6台が製造される。

クロアチアの生産ラインではすでに12台の実験・検証用プロトタイプが生産されており、大規模なテストプログラムのほか、クラッシュテストにも使用された。現在、製造されている6台のプレ生産モデルは、基本的には生産仕様のC_Twoであり、仕上げや走行性、信頼性はほぼ生産モデルと同様の仕様となる。

このプレ生産モデルにおいては、各国の法規に対応したホモロゲーションテスト、耐久性テスト、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)調整、グローバル市場における製品評価などが行われる。これらの本格生産に向けた耐久性と信頼性のテストを受けて、さらに細かな仕様変更が行われる予定だ。

クロアチアのファクトリーにおいてプレ生産モデルの製造がスタートした「リマック C_Two」

クロアチアの本社ファクトリーで月産4台を製造

この新たな生産ラインは5つのゾーンに分かれており、各ゾーンに配置された2名のスペシャリストが組み立て作業を行う。C_Twoのプレ生産モデル1台の製造期間は約8週間。この本格生産ラインが稼働する前と比較すると、製造工程に必要な時間は半分に短縮された。生産ラインをフル稼働することで、C_Twoを月産4台組み立てることが可能になるという。

リマックでは多くのコンポーネンツやシステムが内製されており、最終組み立てラインに納品されるシステムを確立。独自に開発・製造されるリマック製120kWhバッテリーやパワートレインは、ファクトリー内にある専門施設で製造され、すべてのコンポーネンツがシームレスかつ迅速に取り付けられるように特注の製造治具も導入された。

完成後は、ホイールアライメントの調整、カメラやセンサー類のキャリブレーション、モンスーンテストを行い、各コンポーネンツに水漏れがないことが確認される。ペイントが完璧に仕上がっているかがチェックされ、各部の組み付けはミリ単位の精度で測定。すべての開口部がスムーズに動くかも入念に確認される。

すべての静的テストが完了すると、シャシーダイナモにおいて最高出力1914hpを発生させるパワートレインとブレーキをテスト。その後、風切り音やパワートレインからのノイズ、軋み音やガタつき、予期せぬ振動などをチェックしながら最終的なロードテストへと向かう。

クロアチアのファクトリーにおいてプレ生産モデルの製造がスタートした「リマック C_Two」

2021年からカスタマーへのデリバリーをスタート

リマック C_Twoは、最高速度258 mph (412 km/h)、0-100km/h加速が2秒以下、0-100mph加速が4.3秒というスペックを誇るフルEVハイパースポーツ。2018年のジュネーブ・モーターショーンにおける発表以来、リマックの開発陣はその目標性能をクリアすべく、ハードワークを続けてきた。

リマック・アウトモビリの創設者兼CEOのメイト・リマックは、生産ラインが稼働したことに喜びを隠さない。

「私たちはC_Twoという、全く新しいタイプのパフォーマンスカーを作り出しました。何千時間ものバーチャルシミュレーション、何年もの設計と開発、そして多くの試行錯誤を残したプロトタイプを経た今、プレ生産モデルが私たちの生産ラインを通過する様子を見るのは本当に特別な気分です」

「これはC_Twoがもうすぐそこまで来ていることを示す明確なサインです。2021年、お客様にクルマをお届けし、世界中に披露するのが待ち遠しいです」