ルクレールとフェラーリF1首脳が明かすベッテルの特別な人柄

 シャルル・ルクレールが、2020年シーズン末でフェラーリF1チームを去ったセバスチャン・ベッテルについての思い出を語った。ルクレールとベッテルは、2019年と2020年の2年にわたりスクーデリア・フェラーリでチームメイト同士だった。

「ふたりの関係について僕がどう考えているか、セブは分かっていると思う」とルクレールは語った。

「僕たちにはとても良い時間もあったが、そうでもない時間もあった。でも素敵な思い出や楽しい思い出が残っている」

「セブにはお礼を言いたい。彼の人柄、僕が加入する時に歓迎してくれたことなどだ。フェラーリに入る時、大きなチームだし、簡単ではなかった。でもセブは、4度の世界チャンピオンのチームメイトになることに僕がどれだけ怖気付いていたか、分かっていたと思う。そうしてセブは最高の形で僕をチームに迎え入れてくれた」

「セブの今後の活躍を祈っている」

「クルマに乗っている時に起きたことと、それ以外の時のことを区別して考えることができるドライバーは数少ないが、セブはそのなかのひとりだ。彼のおかげで僕は人として大きく成長できた。彼が横にいることは、ならうべきお手本があるということだった」

「この2年間のこと全体を忘れることはないだろう」

 フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローレン・メキースは、ベッテルとの最高の思い出について聞かれ、次のように答えた。

セバスチャン・ベッテルとフェラーリのスポーティングディレクターであるローレン・メキース
セバスチャン・ベッテルとフェラーリのスポーティングディレクターであるローレン・メキース

「(ルクレールと同様に)私もレースとは関係のないこと、レース以外のことを選ぶ」とメキース。

「セブのところへ行って話をするのはいつだって素晴らしい経験だ。物事について最も厳しい意見を聞くことになるからね。常に我々の意見が合うとは限らないが、彼が本当は何を考えているかを知ることができる」

「彼は常に、周囲の人間とのかかわりのなかで、相手を乗り気にさせ、自分の見解を相手に理解させることができるんだ」

「それは特別なことだ。すべてがうまくいっているときには、それはたやすいことだ。でも人間として、困難な状況の時にそれができるかどうかは、完全に話が違ってくる。彼はそういう面で際立っていた」