フェラーリF1代表、シューマッハーはデビューイヤーに苦戦と予想も「2年目の進歩に今から期待」

 フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、2021年にハースからF1に昇格するミック・シューマッハーについて、デビューシーズンには苦労するものの、2年目に大きく進歩すると予想している。

 7度のF1世界チャンピオンで偉大なフェラーリドライバーだったミハエル・シューマッハーの息子ミックは、2020年のFIA-F2選手権でタイトルを獲得、2021年3月の開幕戦オーストラリアGPでハースのマシンに乗り、F1デビューを果たすことが決まった。

 ハースは2019年、2020年と苦戦し、2年連続でF1コンストラクターズ選手権9位でシーズンを終えた。最高とはいえないマシンで、シューマッハーは序盤は苦戦を強いられる可能性がある。

 さらに、シューマッハーは時間をかけて学んでいくドライバーであるとビノットは指摘、参戦2年目に優れたパフォーマンスを発揮することに期待している。

「彼は序盤は非常に苦労すると思う」ビノットはフェラーリのオンラインメディアイベントにおいて語った。

「F2とF3時代の彼を見ると、通常は1年目ではなく2年目に最高のパフォーマンスを見せている」

「ミックは、最初のシーズンにたくさんのことを学び、2年目のシーズン後半に強さを発揮する。自分を成長させる方法として、そういうやり方をとっているのだ。だからこそ私は、彼にとって最初の2シーズンは重要であると考える」

「1年目とくらべて2年目には進歩がみられると、今から期待している」

2020年F1第17戦アブダビGP ミック・シューマッハー(ハース)

 ミックが将来フェラーリに加入すると考える者は多い。だが、シューマッハー家とフェラーリのつながりが復活するには、ミックが自身の野心に見合う速さを持っていることを証明する必要がある。

「彼には、F1の環境において、予選と決勝の両方でどれだけの速さを持っているかを証明してもらいたい」とビニットは言う。

「レースペースが強力だということ、上位で完走し、一貫した結果を残せるということを彼が証明するのを、心から期待している」

 フェラーリでシャシー・エンジニアリング責任者を務めたシモーネ・レスタが、2021年1月1日にハースに移籍することが明らかになっているが、ビノットによると、F1で定められた予算制限を遵守するという目的もあって、さらに数人がフェラーリからハースへと移る予定だという。

「他にも技術担当者数名が移籍する予定だ。予算制限のために必須となる我々の組織縮小のためでもあるが、我々のカスタマーおよびパートナーチームを強化するためでもある」とビノットは語った。