K-PAXレーシングがランボルギーニにスイッチ。GTワールドチャレンジ・アメリカに復帰

 アメリカに拠点を置くK-PAXレーシングは2021年、GTワールドチャレンジ・アメリカ・パワード・バイ・AWSのプロクラスに復帰するため、ベントレーからランボルギーニへマシンを切り替える。

 12月21日に確認されたところによると、長年にわたってSROが運営するアメリカンシリーズに参戦してきたK-PAXレーシングは、2台のランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoを使用して母国シリーズに復帰するが、ドライバーラインアップは現段階では発表されていない。

 今シーズン、カリフォルニア州ソノマに本拠を置くチームは長年のパートナーであるベントレーの支援を受け、コンチネンタルGT3でGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに挑んだ。しかしその後、イギリスのメーカーは2020年限りでファクトリープログラムの終了をアナウンスしている。

 これを受けてK-PAXレーシングはプログラムの再評価を実施。Sportscar365はそれ以前の10月頃からチーム内で北米シリーズへの復帰が強く検討されていたこと理解している。

「世界で起こっているすべてのことを考えると、私たちのプログラムをアメリカに戻すことが最善だと感じていた」と語るのは、プログラムマネージャーを務めるダレン・ロー。

「また、2020年末にベントレーがファクトリープログラムをキャンセルすることになったため、私たちはレースプログラムの再評価を余儀なくされてきた」

「我々のプロセスは入手可能なGT3マシンをすべて並べ、クルマだけでなくマニュファクチャラーとの関係やサポートについても、ポジティブな面とネガティブな面をリストアップすることだった」

「ランボルギーニのクリス・ワードとは長い付き合いで、いつか一緒に仕事をしようといつも話し合っていたが、その機会はなかなか訪れなかった」

 そんななか、ついに両者が手を取り合うときがやってきた。ローはチームに迎えるニューウエポンについて次のように述べた。

「ランボルギーニ・ウラカンGT3カーは世界的に非常に強力で、レースやチャンピオンシップを勝ち抜く能力を証明してきた」

「これは、K-PAXレーシングとランボルギーニの両方にとって素晴らしいタイミングだった。我々はランボルギーニとこのクルマが実績のある勝者であること知っている」

「同時に彼らは長年のデータを持っており、私たちが軌道に乗るのを支援してくれることだろう。我々は新しい関係を始めることに興奮しているんだ」

K-PAXレーシングが2021年シーズンのGTワールドチャレンジ・アメリカに投入するランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
K-PAXレーシングが2021年シーズンのGTワールドチャレンジ・アメリカに投入するランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo

 2019年のプロチームタイトルを獲得したチームは、プロ・プロのラインアップが認められなかったシーズンを経て、北米GTシリーズで復活したプロカテゴリーに復帰する。

 K-PAXはこのシリーズで50回以上の勝利と150回以上の表彰台を記録するなど、これまででもっとも成功したチームのひとつだ。そんなチームの歴史のなかでメーカーの変更は5度目となり、以前に提携したメーカーとはいずれも優勝を経験している。

 ランボルギーニ・モータースポーツの責任者であるジョルジオ・サンナは、「最近のアメリカ史上、もっとも成功したGTチームのひとつと一緒にGTワールドチャレンジ・アメリカのプロクラスにデビューすることを本当にうれしく思っている」とコメントした。

「ジム・ハウジーとダレン・ローがランボルギーニ・スクアドラ・コルセに信頼を寄せてくれたおかげだ。我々も2021年を楽しみにしている。それと同時にともに重要な結果を得ることができると確信しているんだ」

GTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦したK-PAXレーシングのベントレー・コンチネンタルGT3
GTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦したK-PAXレーシングのベントレー・コンチネンタルGT3