山本尚貴が気になる最下位。TEAM MUGEN1-2でチャンピオン候補が上位に固まる【第7戦富士フリー走行】

 全日本スーパーフォーミュラ選手権の第7戦のフリー走行が12月19日の15時から富士スピードウェイで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)がトップタイムを記録した。チャンピオンを争う平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は3番手、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はセッション最後のニュータイヤでのアタックを行わなかった模様で最下位となっている。

 12月下旬の開催ということもあり、気温、路面温度ともに低いコンディションが予想されたフリー走行だが、セッション開始時には分厚い雲の隙間から陽が差し込み、手元の計測で気温7度と、午前に行われた専有走行と比べれば暖かい状況のなか1時間のセッションは行われた。

 セッション開始から10分が経過し、平川亮が計測3周目で1分21秒456を記録する。その後、各車ロングランを中心に周回を重ねるなか、セッションも後半に差し掛かるころで笹原右京(TEAM MUGEN)が、午前の専有走行で自身がマークした最速タイムを上回る1分20秒791を記録してトップに浮上する。

 しかし、セッション残り14分のところで笹原がダンロップコーナーでスピンを喫し、マシンストップ。このアクシデントにより赤旗中断となった。

 15時52分に残り10分間でセッションは再開されたが、再開早々、2コーナーの立ち上がりで坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が単独スピン。坪井はダメージを負うことなくすぐにコースへ復帰した。

 セッション終盤、平川が1分20秒947を記録し自己ベストを更新するも笹原のタイムには0.2秒ほど届かず。その直後、逆転タイトルの可能性を残す野尻が1分20秒708を記録して笹原のタイムを0.083秒上回りトップに浮上した。

 自力タイトルの可能性を残すポイントランキング2位の山本尚貴はロングランを中心にセッションを進めていた模様で、セッション最後も多くのドライバーがニュータイヤでアタックするなか、山本はユーズドで周回した様子。最終コーナーでの立ち上がりからはガス欠のような動きを見せ、スローダウンしながらピットに向かった。山本は結局、最下位となる20番手でフリー走行を終えている。

 逆転チャンピオンを狙う野尻がトップタイムを奪い、2番手に笹原とTEAM MUGENが好調さを見せ、平川も順調な様子。山本の最下位は気になるところだが、午前の専有走行では3番手、この午後の練習走行でもチームメイトの福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が8番手のタイムをマークしていることから、調子が悪いわけではなさそうだ。

 まずは明日の午前の予選がチャンピオン争いの最初の山場となる。

 2020年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権、公式予選は12月20日9時45分から公式予選が行われ、14時25分から40周の決勝レースが行われる。

■2020全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦富士 フリー走行タイム結果(編集部計)

天候:晴れ 路面:ドライ

Pos. No. Driver Team Engine Time
1 16 野尻智紀 TEAM MUGEN HONDA 1’20.708
2 15 笹原右京 TEAM MUGEN HONDA 1’20.791
3 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’20.947
4 39 坪井翔 JMS P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’20.988
5 65 大湯都史樹 TCS NAKAJIMA RACING HONDA 1’20.996
6 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’21.025
7 1 N.キャシディ VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’21.047
8 6 福住仁嶺 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HONDA 1’21.217
9 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’21.237
10 7 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG TOYOTA 1’21.431
11 3 山下健太 KONDO RACING TOYOTA 1’21.449
12 18 国本雄資 carrozzeria Team KCMG TOYOTA 1’21.617
13 51 C.ミレッシ Buzz Racing with B-Max HONDA 1’21.691
14 38 石浦宏明 JMS P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’21.750
15 4 S.フェネストラズ KONDO RACING TOYOTA 1’21.857
16 64 大津弘樹 TCS NAKAJIMA RACING HONDA 1’21.940
17 14 大嶋和也 ROOKIE Racing TOYOTA 1’22.050
18 50 松下信治 Buzz Racing with B-Max HONDA 1’22.088
19 12 T.カルデロン ThreeBond Drago CORSE HONDA 1’22.118
20 5 山本尚貴 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HONDA 1’22.161
フリー走行でスピンを喫した笹原右京(TEAM MUGEN)
フリー走行でスピンを喫した笹原右京(TEAM MUGEN)