スーパーフォーミュラ・ライツ合同テストのエントリーリスト発表。FIA-F4ドライバーが多数参加


12月19日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は12月21〜22日に富士スピードウェイで開催される合同テストのエントリーリストを発表した。全9台が参加する予定で、12名のドライバーが名を連ねている。2020年にFIA-F4に参戦したドライバーも多い。
12月19〜20日に2020年の最終ラウンドとなるREBELLION 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦・第16戦・第17戦が開催されたスーパーフォーミュラ・ライツ。例年であれば、12月下旬に鈴鹿サーキットで合同テストが行われてきたが、今季は最終ラウンドからそのまま継続して富士で行われることになる。
そんなテストに参加することになったのは、レギュラーで参戦してきた12台のうち、ALBIREX RACING TEAMの2台、B-MAX RACING TEAMの52号車をのぞく9台。ドライバーとしては、4台がマシンをシェアすることになり、合計で12名のドライバーが名を連ねた。今回のテストに参加するのは全員が日本人で、FIA-F4に参戦していたドライバーが多い。
今季名取鉄平を起用していたTODA RACINGには、2019年のFIA-F4王者で、2020年はフランスF4に参戦していた佐藤蓮が乗り込むことになった。また、ルーニースポーツには2019年FIA-F4ランキング2位の三宅淳詞が起用される。
一方、B-MAX ENGINEERINGには13号車に2020年のFIA-F4で2勝を飾った平木玲次が乗り込むほか、30号車には2020年GT300チャンピオンの藤波清斗が起用されることになった。藤波は2020年のスーパーフォーミュラ・ライツ第1ラウンドにも参戦している。
またRS FINEには、レギュラーの河野駿佑に加え、2020年にFIA-F4でインディペンデントカップ2連覇を達成した佐藤セルゲイビッチが乗り込む。一方、36号車と37号車に3人ずつのドライバーが登録された。今季チャンピオンの宮田莉朋、37号車のドライバーの小高一斗、そして2020年FIA-F4王者の平良響という3人で2台をシェアすることになりそうだ。
2台が参加するB-MAX RACING TEAMは、50号車に2018年に全日本F3選手権に参戦していた金丸悠が起用されるほか、51号車には今季も参戦していた今田信宏と、チームでコーチングを勤めているGT500ドライバーの佐々木大樹が登録されている。
新型コロナウイルスの影響で外国人ドライバーの起用は難しい状況が続いているが、若手の日本人ドライバーにとってはチャンスと言える。2021年のスーパーフォーミュラ・ライツのシートをつかむドライバーがこの中から現れるか期待したいところだ。
2020年 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権富士合同テスト
エントリーリスト
No. | Driver | Team | Car |
---|---|---|---|
2 | 佐藤蓮 | TODA RACING | ダラーラ320/戸田TR-F301 |
10 | 三宅淳詞 | ルーニースポーツ | ダラーラ320/スピースA41 |
13 | 平木玲次 | B-MAX ENGINEERING | ダラーラ320/スピースA41 |
30 | 藤波清斗 | B-MAX ENGINEERING | ダラーラ320/スピースA41 |
35A | 河野駿佑 | RS FINE | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
35B | 佐藤セルゲイビッチ | RS FINE | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
36A | 宮田莉朋 | カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
36B | 小高一斗 | カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
36C | 平良響 | カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
37A | 宮田莉朋 | カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
37B | 小高一斗 | カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
37C | 平良響 | カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S | ダラーラ320/トムスTAZ31 |
50 | 金丸悠 | B-MAX RACING TEAM | ダラーラ320/スピースA41 |
51A | 今田信宏 | B-MAX RACING TEAM | ダラーラ320/スピースA41 |
51B | 佐々木大樹 | B-MAX RACING TEAM | ダラーラ320/スピースA41 |