スーパーフォーミュラ・ライツ:本山哲が2週連続のフォーミュラ挑戦「左近には勝ちたい!」

 12月17日から18日まで、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の今季最終ラウンド『REBELLION 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦・第16戦・第17戦』の専有走行が行われた。今回、レベリオンが大会冠スポンサーとなっていることもあり、Buzz Racing with B-Maxで監督を務める本山哲のドライバーとしての参戦が実現したが、週末を前に意気込みを聞いた。

 4回のフォーミュラ・ニッポン王者、3回のGT500王者を誇る本山は、2008年限りでフォーミュラ・ニッポン参戦を終え、2018年にはGT500参戦を引退。その後はレーシングドライバーとしての引退は口にしていなかったものの、ヘルメットを被る機会は少なくなっていた。

 そんななか、「レースがしたいという思い」からひさびさにレーシングカーのコクピットに収まったのが12月9日からオートポリスで行われたォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第13戦/第14戦。このレースでひさびさにフォーミュラを駆り、“リハビリ”を兼ねながら少しずつ往年の感覚を取り戻していった。

 そのオートポリスでのレースを終えわずか5日後、12月17日にスタートした全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の専有走行。B-MAX RACING TEAMの13号車に乗り込んだ本山は、早朝こそあまりの冷え込みに「朝は本当に寒くて、正直5周目くらいにタイヤが温まると同時に手が“終わった”感じ。一度ピットに入って温めたくらい」というが、その後は順調に走行を重ねた。

 専有走行のセッションを重ねるごとに少しずつレギュラー参戦の上位陣との差も詰まりはじめ、専有走行4回目では1.6秒まで縮んでいる。

 そんな本山に、前週に乗った童夢F111/3とスーパーフォーミュラ・ライツのダラーラ320の違いを聞くと、「クルマとしては、スーパーフォーミュラに乗った経験がある身としては、スーパーフォーミュラ・ライツのダラーラ320は感覚的に近いと思いますね。非常に完成度が高いクルマだと思いました」という。

 そして、この第15戦・第16戦・第17戦についてズバリ目標を聞くと「初めて乗るクルマだし、状況も分からないところがあるので、“初めて同士”でもあり、過去のライバルでもあった左近には勝ちたい……という思いはあります(笑)」とチームメイトの山本左近を前にして笑顔をみせた。

 今回、ひさびさにフォーミュラをドライブしている左近ではあるが、専有走行のタイムでは本山を先行している状況。「(左近は)かなり手強そうですからね。クルマに細工するとか、食べ物とか方法はいくらでもありますから。いろんなあの手この手を使っていきたいなと(笑)」と本山はジョークを飛ばし、左近も笑ったが、専有走行4回目はふたりの差は僅差で、あながち届かない目標ではない。本山vs左近の戦いは、3回のレースでは一度は観られそうな予感だ。

スーパーフォーミュラ・ライツに参戦している本山哲(REBELLION Buzz 320)
スーパーフォーミュラ・ライツに参戦している本山哲(REBELLION Buzz 320)
本山哲(REBELLION Buzz 320)
本山哲(REBELLION Buzz 320)
REBELLION 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦・第16戦・第17戦にスポット参戦している山本左近と本山哲
REBELLION 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦・第16戦・第17戦にスポット参戦している山本左近と本山哲